Quantcast
Channel: 超級龍熱
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1865

ビル・ロビンソン自伝「高円寺のレスリング・マスター/人間風車」を再購入。

$
0
0
さてさて、昨日は渋谷の某巨大古書店で以前に購入しながらも読後に処分(多分)してしまった事を後悔していたビル・ロビンソンの自伝「高円寺のレスリング・マスター/人間風車」を救済しました。因みに価格は定価の半額でした(^_^;)。
まだロビンソンが国際プロレスに初来日する辺りまで読んだだけなんですが、ロビンソンらしい好戦的(?)な回想振りが実に小気味良く、これからの展開が楽しみです(^_^)。
残念ながら昨年にロビンソンが亡くなってしまった事もあり、この自伝もこれからさらに貴重な書籍になっていくと思うと、今回の救済は本当に良かったと思います。私にとってロビンソンといえば、外人サイドでタッグマッチに出場しながらパートナーの反則に怒り、途中から日本サイドに味方して闘うお約束パターンが面白かった国際プロレス時代。圧巻の試合内容も勿論ですが、60分3本勝負という試合形式の醍醐味と魅力を最大限に駆使して見せたアントニオ猪木とのNWF世界戦が伝説の名勝負となった新日本時代。
ジャイアント馬場に2ピンフォールを許したPWF戦やダブルアーム・スープレックス合戦の果てに見事UNタイトルを奪取したジャンボ鶴田との抗争よりも、キラートーア・カマタに強烈なワンハンド・バックブリーカーを決めてPWFタイトルを獲得した一戦が強烈に印象に残った全日時代などなど、それこそ本当に沢山の思い出を残してくれたプロレスラーでした。
特に全日の最強タッグの特別試合やUWFインターにおけるニック・ボックウィンクルとの一騎打ちでロビンソンが見せてくれた“最後のダブルアーム・スープレックス”は決して忘れられません。出来る事ならロビンソンが高円寺に在住している時に会ってみたかった人でした。
ただロビンソンの自伝と同じパターン「1度購入してその時はイマイチだったため処分(売却)しながら、また読みたくなって再購入」で救済した元日本TVのプロレス担当アナウンサーだった倉持隆夫著「マイクは死んでも話さない~全日本プロレス実況、黄金期の18年」は、倉持さんのセンスの無い自画自賛が随所で鼻に突いたりで、やっぱり詰まらない本でしたね。
私は書き手として本当の意味で本人が自分に自信があり、またその対象に対して真の愛情があるなら自画自賛も良いと思います。でも倉持さんは結局のところプロレス実況は「仕事」だったんだなぁ、という事が著書の中で垣間見えてしまい、私はこの本を再購入した事を後悔してしまいました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1865

Trending Articles