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Channel: 超級龍熱
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熱風!韓国LEGENDS (91) 怒りの銃弾よ、奸賊を討て!チョン・ジヒョン主演「暗殺」

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さてさて、久々の「熱風!韓国LEGENDS」第91回はチェ・ドンフン監督、チョン・ジヒョン&ハ・ジョンウ主演最新作で、抗日サスペンス大作「暗殺」(15)でいきましょう。昨年に韓国で1,270万人の動員を記録し大ヒットした本作は、1933年の京城(現在のソウル)を舞台に日本政府の要人と新日派の韓国人を暗殺するために韓国臨時政府から派遣された独立軍の暗殺者たちの哀しくも勇気ある闘いを描いています。
主人公で凄腕女狙撃手として知られるアン・オギュン(チョン・ジヒョン。大拍手!)、速射砲ことソクサポ(チョ・ジヌン)、爆弾使いのファン・ドクサム(チェ・ドンムン)ら暗殺者たちのターゲットは「3人?俺がこれまで殺して来た朝鮮人は300人さ!」と嘯く狂気の日本軍人川口(パク・ピョンウン)と、韓国人でありながら日本軍に協力し営利を貪る奸賊政商カン・イングク(イ・ギョンヨン。怪演!)。
アンたちは京城に潜伏する現地協力者たちと共に一歩、また一歩とイングクと川口の周辺に迫りますが、そこに立ち塞がるのがこれまた韓国人ながら日本軍に魂を売った臨時政府武官にして極悪人ヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ。彼のベストパフォーマンスの一つ)で、アンたちは1度はいま一歩までイングクと川口を追い詰めますが、そこで同志のドクサムが倒れます。
そんなアンの前に現れる伝説の殺し屋ハワイ・ピストル(ハ・ジョンウ。待ってました!)。アンとハワイはお互いに惹かれ合いますが、アンは自分の目の前に突如姿を見せたアンと瓜二つの美貌を持つイングクの娘の美智子(チョン・ジヒョン。1人2役)に戸惑うのでした。
それは余りにも悲しく、そして無情なアンの秘められた過去の扉が開かれた瞬間でもあった!!そしてアン、ハワイ、ソクサボ、揺れ動く母国のために奸賊抹殺を誓った3人の暗殺者たちの運命の“暗殺決行日”が迫る・・・!!

とにかくチョン・ジヒョンのクールな強さの中にも女性の脆さを持った主人公アン・オギュンが素晴らしかった。中盤で標的や護衛官たち相手に愛用アイテムの眼鏡をかけ狙撃ライフルやマシンガンを撃ちまくるジヒョンには思わず拍手!また拍手!の龍熱でした(^_^)。
それでいて「これ東京の三越で買ったら高いわね!」などの日本語や、ジヒョン本人が「頑張ったの♪」と語っている中国語も流暢に話すシーンも無難にこなしたばかりか、アクション・シーンでも屋根の2階から飛び降り、そのまま1階に雪崩落ちる危険なスタントも自分でこなす(と敢えて言っておきたい♪)など、今回のジヒョンはもう立派な“アクション女優”でした。
そしてクライマックス。ここでは語り尽くせないほどの重く悲しい運命を背負ったアン・オギュンは純白のウェデイング・ドレスに身を纏い、少女も平然と射殺する軍人川口、自分の家族ですら冷徹に見捨てるカン・イングク暗殺に命懸けの闘いを挑んでいきます・・・!!!
このラストの結婚式場を舞台に展開される決死の暗殺計画は、思わず画面を食い入るように見つめてしまうほどの緊迫感です。韓国で公開時に大ヒットを達成したのも納得ですね。
この「暗殺」は現時点で私こと龍熱にとって「葉問3」と並ぶ今年のベスト1ですし、これは7月に決定している日本公開が今から楽しみです。
最後に、この「暗殺」観賞の機会を下さった私の友人に厚く感謝します(^_^)。ありがとうございました。

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