さて、昨日は都内某所でタロン・レクストン監督、クセニア・ソロ主演「フェリーニに恋して」(16)を試写(またもギリギリ最終(^_^;))で観て来ました。
20歳のルーシー(クセニア・ソロ)は男の子とキスした事もなく、働いた事も、本当の親友も持った事がない純真可憐な女性。
そんなルーシーがズッと2人だけで生きて来た最愛の母クレア(マリア・ベロ)が病気になった事もあり、何とか自立しようと大好きな映画関係の仕事の面接に行きますが、それは何とポルノ映画のオーディションでした。
慌てて面接会場を飛び出たルーシーが偶然手にしたチラシ。それはある1人の伝説の映画監督の傑作群を上映する映画祭でした。
そしてその巨匠こそ“映像の魔術師”と言われたフェデリコ・フェリーニだったのです。
ルーシーはその映画祭で観たフェリーニの「道」(54)「甘い生活」(60)など知的で謎めいた悲喜劇にスッカリ心を奪われ、憧れのフェリーニ監督に会うためにイタリアはローマに行く事を決意します。
しかし一緒にイタリアに行こうと熱望した母クレアの病は少しずつ母の命を削っていくのでした・・・。
ここから映画はイタリアを訪れたルーシーがフェリーニ作品の名場面のオマージュを交えた幻想の世界の中で遭遇する若き絵描きの男性との恋、恐ろしい罠の果てに知った故郷からの悲報を経て、少しずつ大人の女性に成長していく姿を描いていきます。
そしてルーシーは憧れの映画監督フェリーニと果たして会う事が出来るのか?それは3月に公開となるこの映画を皆さん自身がご覧になって確認してみて下さい(^_^)。
主人公ルーシーに扮したクセニア・ソロの無垢な美しさが一際印象に残る映画です。
余談ですが、龍熱者としては「ドラゴンへの道」(72)で唐龍vsコルトの決闘の舞台となったコロシアムの現在の姿を大スクリーンで観れるのがちょっと嬉しいですね(^^♪。
この「フェリーニに恋して」は来月3月17日からYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次ロードショーとの事です。
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映像の魔術師に憧れた20歳の旅。クセニア・ソロ主演「フェリーニに恋して」3月公開。
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