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Channel: 超級龍熱
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“新香港影后”鄧麗欣精選① ウチの旦那が屑男なんで、ちょっとブチ殺して来ます!火火監督作品「女士復仇」

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さあ、先日から「超級龍熱Facebook」では告知済みですが、我が「超級龍熱」ではあの香港電影評論学会大賞において最優秀主演女優賞を受賞し、いま最もホットな香港女優であるステフィー・タンこと鄧麗欣の主演2作品を特集する「“新香港影后”鄧麗欣精選①」を開催します!その第1弾はファイヤー・リーこと火火監督作品「女士復仇」(17)でいきましょう。
で、まずはステフィーちゃんの簡単なプロフィールをこちらでサクッと読んで頂きたいと思います(^_^)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%B3

さて、この「女士復仇」は昨年の大阪アジアン映画祭で「女士の仇討」の邦題で上映しているんですが、龍熱としては大阪まで観に行ってる時間が無かったので(^。^)、今回友人の厚意により広東語&中文字幕版での観賞となりました。
オープニングから火火監督特有のビートの利いたBGMと弾けるようなカット割りが縦続けに登場し、グイグイと画面に引き込まれる中、主人公シャネル(鄧麗欣)とディオール(周秀娜)がお互いにビルの屋上越しに銃を突きつけ合う形で初めて出会います。
そこから2人は彼女たちの愛する主人であり彼氏で、さらには自分たちを捨てた男性デビッド(敢えて演じる男優の顔は一切映さず)が実は同じ男性だった事を知ります。
デビッドに二重に裏切られていた事を知り怒り狂ったシャネルとディオールはデビッドを追って安ホテル(実際は有名なレストランだそうです)「龍華酒店」を訪れますが、そこで待っていたのはデビッドの3人目の浮気相手(!)のエルメス(演じるは黎明の元奥さんの樂基兒)。そしてデビッドからシャネルたち抹殺を依頼されていた狂人母子(母親をエロく快演するは孫佳君)だった!!
ここからシャネル、ディオール、エルメス(ってみんな香水の名前かい!)ら3人の女復仇士が酒店内を舞台に銃撃アクションからクンフー・ファイトと延々と闘いを繰り広げる中、次第にお互いが奇妙な連帯感で結ばれていく様子が破天荒かつ壮絶なバイオレンス描写と共に巧みに描かれていきます。
私が注目したのが3人の女殺手たちが銃弾を撃ち尽くした果てに銃を捨て、そこから素手で闘うクンフー・アクションだったんですが、火火監督は周秀娜以外は格闘経験のない彼女たちのファイト・シーンでは素早いカット割りを中心とした巧みな編集を用いながらも、可能な限り彼女たち本人に格闘シーンを任せている事に好感を持ちました。
そして3年後、「龍華酒店」での血戦を生き抜いたシャネルたちは憎きデビッドが何とチャッカリと別の女性と結婚式を挙げようとしている事を知り、全ての決着を着けるべくデビッドが待つその式場に乗り込んでいくのだった!!!

3人の若くて綺麗な女殺手たちがお臍を出しながら(^。^)激しく闘うシーンが「これでもか!」と繰り広げられる様は火火監督のハイテンションな絵柄も含めて、これが現在の香港B級バイオレンス・アクション映画の最先端である事を実感出来ます。
で、肝心のステフィーちゃんですが、清楚な佇まいが印象的な彼女ながら、実は以前からこのシャネルのような破天荒でブッ飛んだ女殺手のキャラに憧れていたそうで、そういう意味でもこの「女士復仇」は彼女にとって女優としてのターニングポイント的作品になったと言えるでしょう。是非国内でもソフト化を望みたい1本です。
というわけで、「“新香港影后”鄧麗欣精選」、その第2弾をお楽しみに!!


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