皆さん、明けましておめでとうございます!今年も「超級龍熱」をよろしくお願いします。
私は大晦日は紅白歌合戦を珍しく(?)最初から最後まで全部観まして、元旦は近所の神社に初詣に行って来たりと、三が日はノ〜ンビリと過ごしております。
あと先日凄腕コレクターの方から昔に全日本で行われた王者ジャック・ブリスコvs挑戦者ドリー・ファンクJRのNWA世界戦を送って貰ったんですが、いや〜良くぞこんな古い試合の映像があったなー!この試合、ドリーのダブルアーム・スープレックスとブリスコの足四の字固め以外は殆ど大技を出さないまま60分時間切れのドローだったんですが、それでも満員の観客を最後まで少しも飽きさせない試合を見せた2人はまさにアメリカン・プロレスのトップ中のトップでしたね(拍手!)。
さて、以前にも当ブログで触れました張徹導演縁の武打星が勢揃いした張徹編劇&導演作品『上海13』(84)DVDですが、昨年11月にビクター・エンタテインメント&サンレックス&多智から無事にリリースされていまして、既に皆さんも入手なさっているかと思いますが、私もやっと昨年末に観る事が出来ました。
で、早速にこの『上海13』DVDを再生してみてその良好画質もさることながら、画面サイズがワイドスクリーン(完全ではないですが)仕様で収録されている事に感激!またそのまさに豪華過ぎる出演武打星陣ですが、主だった顔触れは以下の通りです!!
王羽 (説明不要の“張家班” 第一世代にして“天皇巨星”!)
陳觀泰 (馬永貞映画で知られる“鋼鉄の男”!今だ現役!)
李修賢 (“五虎将”の1人として売り出される。後の李Sir!)
姜大衛 (“張家班”第二世代にして“亞州影帝”!)
戚冠軍 (洪拳マスターにして亡き傅聲とのコンビで傑作を連打!)
王青 (大口が有名な『復讐のドラゴン』のバッファロー。王鍾とは兄弟)
王鍾 (サーカス出身で、後に警察映画の佳作を連打)
鹿峯 (“五毒”組で本作の動作指導)
江生 (“五毒” 組で同じく本作動作指導。故人)
梁家仁 (武術経験ゼロながら、後に詠春拳映画の傑作を連打)
劉?華 (本作で一際輝きを放つ役柄。四大天王を経て香港映画の超級明星に)
張繼龍 (『ドラゴン・カンフー龍虎八拳』で知られた台湾のアクロバット王)
李中一 (“張家班”末期世代で、本作撮影中に戚冠軍と対立)
程天賜 (“張家班”第五世代で、同じく本作で戚冠軍と対立)
尤少嵐 (ご存知『少林寺疾風黄金拳』主演にしてテコンドーの名手!)
陳星 (実際の空手の名手にして“香港のブロンソン”)
狄龍 (“張家班”第二世代で、姜大衛との名コンビで知られる“武林大侠”)
また武術指導顧問として劉家榮がクレジットされていますが、今回龍熱が久々にジックリとこの『上海13』を観直してみて特に印象に残ったファイト・シーンは、劉徳華vs鹿峯戦の激しいウエポン・バトルと、戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の乱戦でした。
以前に劉徳華ことアンディ・ラウはこの映画で関わった張徹導演の思い出について「僕がファイト・シーンを撮影しながら何気に張徹導演を見ると・・・導演が椅子に座ったままコックリ!コックリ!と居眠りをしてるんだよ。それを見た僕たちはお歳の導演を起こしちゃいけないと思って、思わず突きや蹴りをそぉぉっと出しながら「はあああ〜っ」「とあああ〜っ」って静かに静かに闘ったんだよ」いや〜アンディ、それって良い話だね♪(笑顔)。
また戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青に関しては、長弓公司時代に張徹導演と仲違いしてしまって以来、本当に久々に張徹導演の映画に出演する事になった戚冠軍が改めて張徹導演に挨拶に行こうとしたところ、ある2人(って上記の出演者リスト参照)の武打星が戚冠軍が張徹導演に会う事を徹底して妨害する、という何とも残念な事態が起きました。
そしてその2人の武打星を「お前たちは何て情けない事をするんだ!?」と毅然と叱責したのが姜大衛と狄龍でした。
まあこの事件の詳細に関しては拙著「龍熱大全」に収録されている戚冠軍師父のインタビューを読んで頂きたいのですが、その当時の戚師父周辺のシチュエーションを踏まえた上でこの『上海13』における戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の大乱戦を観直して頂けると、まさに興味倍増(?)のファイト・シーンでしょう。
『ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち』(89)と共に、張徹導演&邵氏兄弟公司作品ファンにとっては、まさに早過ぎた“香港武打星版『エクスペンダブルズ』”と言っても良いほどの超豪華武打星集結が実現した伝説の武打片『上海13』、是非とも手元に置いておきたいDVDである事に間違いはないでしょう。
最後になりましたが、今回『上海13』のDVDを誠実かつ敏速にご提供下さったビクターエンタテインメントの川嵜さんに改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!
私は大晦日は紅白歌合戦を珍しく(?)最初から最後まで全部観まして、元旦は近所の神社に初詣に行って来たりと、三が日はノ〜ンビリと過ごしております。
あと先日凄腕コレクターの方から昔に全日本で行われた王者ジャック・ブリスコvs挑戦者ドリー・ファンクJRのNWA世界戦を送って貰ったんですが、いや〜良くぞこんな古い試合の映像があったなー!この試合、ドリーのダブルアーム・スープレックスとブリスコの足四の字固め以外は殆ど大技を出さないまま60分時間切れのドローだったんですが、それでも満員の観客を最後まで少しも飽きさせない試合を見せた2人はまさにアメリカン・プロレスのトップ中のトップでしたね(拍手!)。
さて、以前にも当ブログで触れました張徹導演縁の武打星が勢揃いした張徹編劇&導演作品『上海13』(84)DVDですが、昨年11月にビクター・エンタテインメント&サンレックス&多智から無事にリリースされていまして、既に皆さんも入手なさっているかと思いますが、私もやっと昨年末に観る事が出来ました。
で、早速にこの『上海13』DVDを再生してみてその良好画質もさることながら、画面サイズがワイドスクリーン(完全ではないですが)仕様で収録されている事に感激!またそのまさに豪華過ぎる出演武打星陣ですが、主だった顔触れは以下の通りです!!
王羽 (説明不要の“張家班” 第一世代にして“天皇巨星”!)
陳觀泰 (馬永貞映画で知られる“鋼鉄の男”!今だ現役!)
李修賢 (“五虎将”の1人として売り出される。後の李Sir!)
姜大衛 (“張家班”第二世代にして“亞州影帝”!)
戚冠軍 (洪拳マスターにして亡き傅聲とのコンビで傑作を連打!)
王青 (大口が有名な『復讐のドラゴン』のバッファロー。王鍾とは兄弟)
王鍾 (サーカス出身で、後に警察映画の佳作を連打)
鹿峯 (“五毒”組で本作の動作指導)
江生 (“五毒” 組で同じく本作動作指導。故人)
梁家仁 (武術経験ゼロながら、後に詠春拳映画の傑作を連打)
劉?華 (本作で一際輝きを放つ役柄。四大天王を経て香港映画の超級明星に)
張繼龍 (『ドラゴン・カンフー龍虎八拳』で知られた台湾のアクロバット王)
李中一 (“張家班”末期世代で、本作撮影中に戚冠軍と対立)
程天賜 (“張家班”第五世代で、同じく本作で戚冠軍と対立)
尤少嵐 (ご存知『少林寺疾風黄金拳』主演にしてテコンドーの名手!)
陳星 (実際の空手の名手にして“香港のブロンソン”)
狄龍 (“張家班”第二世代で、姜大衛との名コンビで知られる“武林大侠”)
また武術指導顧問として劉家榮がクレジットされていますが、今回龍熱が久々にジックリとこの『上海13』を観直してみて特に印象に残ったファイト・シーンは、劉徳華vs鹿峯戦の激しいウエポン・バトルと、戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の乱戦でした。
以前に劉徳華ことアンディ・ラウはこの映画で関わった張徹導演の思い出について「僕がファイト・シーンを撮影しながら何気に張徹導演を見ると・・・導演が椅子に座ったままコックリ!コックリ!と居眠りをしてるんだよ。それを見た僕たちはお歳の導演を起こしちゃいけないと思って、思わず突きや蹴りをそぉぉっと出しながら「はあああ〜っ」「とあああ〜っ」って静かに静かに闘ったんだよ」いや〜アンディ、それって良い話だね♪(笑顔)。
また戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青に関しては、長弓公司時代に張徹導演と仲違いしてしまって以来、本当に久々に張徹導演の映画に出演する事になった戚冠軍が改めて張徹導演に挨拶に行こうとしたところ、ある2人(って上記の出演者リスト参照)の武打星が戚冠軍が張徹導演に会う事を徹底して妨害する、という何とも残念な事態が起きました。
そしてその2人の武打星を「お前たちは何て情けない事をするんだ!?」と毅然と叱責したのが姜大衛と狄龍でした。
まあこの事件の詳細に関しては拙著「龍熱大全」に収録されている戚冠軍師父のインタビューを読んで頂きたいのですが、その当時の戚師父周辺のシチュエーションを踏まえた上でこの『上海13』における戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の大乱戦を観直して頂けると、まさに興味倍増(?)のファイト・シーンでしょう。
『ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち』(89)と共に、張徹導演&邵氏兄弟公司作品ファンにとっては、まさに早過ぎた“香港武打星版『エクスペンダブルズ』”と言っても良いほどの超豪華武打星集結が実現した伝説の武打片『上海13』、是非とも手元に置いておきたいDVDである事に間違いはないでしょう。
最後になりましたが、今回『上海13』のDVDを誠実かつ敏速にご提供下さったビクターエンタテインメントの川嵜さんに改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!