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Channel: 超級龍熱
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ワイドスクリーン仕様で甦る栄光の“張家班”武打星!『上海13』DVD発売中!

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皆さん、明けましておめでとうございます!今年も「超級龍熱」をよろしくお願いします。
私は大晦日は紅白歌合戦を珍しく(?)最初から最後まで全部観まして、元旦は近所の神社に初詣に行って来たりと、三が日はノ〜ンビリと過ごしております。
あと先日凄腕コレクターの方から昔に全日本で行われた王者ジャック・ブリスコvs挑戦者ドリー・ファンクJRのNWA世界戦を送って貰ったんですが、いや〜良くぞこんな古い試合の映像があったなー!この試合、ドリーのダブルアーム・スープレックスとブリスコの足四の字固め以外は殆ど大技を出さないまま60分時間切れのドローだったんですが、それでも満員の観客を最後まで少しも飽きさせない試合を見せた2人はまさにアメリカン・プロレスのトップ中のトップでしたね(拍手!)。

さて、以前にも当ブログで触れました張徹導演縁の武打星が勢揃いした張徹編劇&導演作品『上海13』(84)DVDですが、昨年11月にビクター・エンタテインメント&サンレックス&多智から無事にリリースされていまして、既に皆さんも入手なさっているかと思いますが、私もやっと昨年末に観る事が出来ました。
で、早速にこの『上海13』DVDを再生してみてその良好画質もさることながら、画面サイズがワイドスクリーン(完全ではないですが)仕様で収録されている事に感激!またそのまさに豪華過ぎる出演武打星陣ですが、主だった顔触れは以下の通りです!!

王羽 (説明不要の“張家班” 第一世代にして“天皇巨星”!)
陳觀泰 (馬永貞映画で知られる“鋼鉄の男”!今だ現役!)
李修賢 (“五虎将”の1人として売り出される。後の李Sir!)
姜大衛 (“張家班”第二世代にして“亞州影帝”!)
戚冠軍 (洪拳マスターにして亡き傅聲とのコンビで傑作を連打!)
王青  (大口が有名な『復讐のドラゴン』のバッファロー。王鍾とは兄弟) 
王鍾 (サーカス出身で、後に警察映画の佳作を連打)
鹿峯  (“五毒”組で本作の動作指導)
江生 (“五毒” 組で同じく本作動作指導。故人)
梁家仁 (武術経験ゼロながら、後に詠春拳映画の傑作を連打)
劉?華 (本作で一際輝きを放つ役柄。四大天王を経て香港映画の超級明星に)
張繼龍 (『ドラゴン・カンフー龍虎八拳』で知られた台湾のアクロバット王)
李中一 (“張家班”末期世代で、本作撮影中に戚冠軍と対立)
程天賜 (“張家班”第五世代で、同じく本作で戚冠軍と対立)
尤少嵐 (ご存知『少林寺疾風黄金拳』主演にしてテコンドーの名手!)
陳星  (実際の空手の名手にして“香港のブロンソン”)
狄龍 (“張家班”第二世代で、姜大衛との名コンビで知られる“武林大侠”)

また武術指導顧問として劉家榮がクレジットされていますが、今回龍熱が久々にジックリとこの『上海13』を観直してみて特に印象に残ったファイト・シーンは、劉徳華vs鹿峯戦の激しいウエポン・バトルと、戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の乱戦でした。
以前に劉徳華ことアンディ・ラウはこの映画で関わった張徹導演の思い出について「僕がファイト・シーンを撮影しながら何気に張徹導演を見ると・・・導演が椅子に座ったままコックリ!コックリ!と居眠りをしてるんだよ。それを見た僕たちはお歳の導演を起こしちゃいけないと思って、思わず突きや蹴りをそぉぉっと出しながら「はあああ〜っ」「とあああ〜っ」って静かに静かに闘ったんだよ」いや〜アンディ、それって良い話だね♪(笑顔)。
また戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青に関しては、長弓公司時代に張徹導演と仲違いしてしまって以来、本当に久々に張徹導演の映画に出演する事になった戚冠軍が改めて張徹導演に挨拶に行こうとしたところ、ある2人(って上記の出演者リスト参照)の武打星が戚冠軍が張徹導演に会う事を徹底して妨害する、という何とも残念な事態が起きました。
そしてその2人の武打星を「お前たちは何て情けない事をするんだ!?」と毅然と叱責したのが姜大衛と狄龍でした。
まあこの事件の詳細に関しては拙著「龍熱大全」に収録されている戚冠軍師父のインタビューを読んで頂きたいのですが、その当時の戚師父周辺のシチュエーションを踏まえた上でこの『上海13』における戚冠軍vs李中一&姜大衛vs王青の大乱戦を観直して頂けると、まさに興味倍増(?)のファイト・シーンでしょう。

『ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち』(89)と共に、張徹導演&邵氏兄弟公司作品ファンにとっては、まさに早過ぎた“香港武打星版『エクスペンダブルズ』”と言っても良いほどの超豪華武打星集結が実現した伝説の武打片『上海13』、是非とも手元に置いておきたいDVDである事に間違いはないでしょう。
最後になりましたが、今回『上海13』のDVDを誠実かつ敏速にご提供下さったビクターエンタテインメントの川嵜さんに改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

闘神伝説〜李小龍? 『麒麟掌』未公開映像20分を持ち去った男は曲興華!?

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いやお正月休みは本当にノンビリしてしまったのですが、既に世の中は今日から本格的に仕事始めですね。
で、昨日は懐かしの国際プロレスのAWA世界戦ニック・ボックウインクルvs大木金太郎やIWA世界戦ラッシャー木村vsジョニー・パワーズのビデオを観ていたんですが、この時期の国際ってマジでこんなマニア好みのマッチメークを組んでいたんですね。それにしてもキム・イルこと大木のワンパターンのキーロック攻撃(苦笑)は良いとしても、ジョニー・パワーズのレスリングのショッパさにはもう唖然(絶句)。パワーズは必殺技のパワーズロック(足八の字固め)でアントン猪木とのスリリングなNWF王座争奪戦が有名ですが、あれも“相手が箒でも試合が出来る男”アントンだったから好試合になったんだと改めて納得のパワーズの“ダメンズ”にひたすら苦笑の龍熱でした。

さてさて、好調に更新を続ける「闘神伝説〜李小龍」、その第3回はある意味『ブルース・リー死亡の塔』(81)と並んでリーさん関連作品最大の“問題作品”である『麒麟掌』(73)を取り上げたいと思います。
この映画にリーさんが武術指導顧問&カメオ(完全な盗み撮り)出演した事が原因で、リーさんと幼馴染み&主演武打星である小麒麟が仲違いしてしまった事は既に多くの人の知るところですし、キャスト面でもドラゴンこと倉田保昭や孟秋&孟海姉弟、池漢載&黄仁植の“死亡遊戯派遣組”、魏平澳、若き日の火星や成龍、そしてアレクサンダー(彼は『ドラゴン怒りの鉄拳』にも意外なシーンで顔を見せています)などなど多種多様な顔触れが揃いながらも、この『麒麟掌』が作品水準的に大変厳しい完成度(トホホ!)である事は改めて触れるまでもないかと思います。
ただ映画の冒頭(北京語バージョンではここで未だに正体不明のソックリさん武打星が李影と強引に競演)やエンディングの“孟海ヘッドロック”などで断片的に登場するリーさんの“カメオ出演”映像は、何度観ても「本当はもう少しリーさんの映像が撮ってあるのでは?」と思わせる、何とも思わせ振りかつ微妙な編集となっていますね(苦笑)。
私も以前からこの『麒麟掌』の未公開映像の行方については色々とリサーチを重ねているのですが、結局のところトビー・ラッセルやジョージ・タンといった実際に星海影業公司(既に解散)の製作者である時潮欽ら関係者と直接会っている人間の統一した意見としては「星海のプロデューサーが言うには『麒麟掌』に李小龍が“出演”している映像は全部で20分(!!!)ほどあるそうだ。でも彼らはこちらが幾ら金銭をオファーしても絶対にその映像を出さない。恐らく彼らの言うその20分の映像も本当にあるのかどうか・・・。ただ聞いた話ではその『麒麟掌』の20分の映像は曲という男が持ち出した(!)まま、それっ切りらしい!」
あのねえ・・・それっ切りってねえ!(苦笑)。ただこの曲という人物が『麒麟掌』の製作者の1人である曲興華である事は間違いないようで、今後はこの曲興華本人(って恐らく既に亡くなっていると思いますが)、あるいは曲興華の親族に直接“李小龍in『麒麟掌』”の20分の映像の行方を問い質すしか、もはやリーさんの『麒麟掌』未公開映像発掘の道はないようです。
そしてこの『麒麟掌』という多くの謎に満ちた作品に関しては『麒麟掌』劇場公開版(ワイドスクリーン♪)予告編ラストカット暗転の謎、日野康一さんが語った『麒麟掌』日本公開断念の経緯、そして星海影業が製作したもう1本の“不吉な題名”を持つ幻の作品の行方などなど、まだまだ数々の謎が残されているのだ!
そしてそれらの秘められた謎に敢然と挑む私たちリー信者の合言葉は!?そう“李小龍FOREVER”!!

新春に復活!龍熱の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」Vol.7!!

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先週当ブログと相互リンクさせて頂いているTSUYOSHIさんの「李小龍的伝説」の画像掲示板に何と苗可秀と勝新太郎のツーショット(って横にニコラスのパパもいましたが)写真が貼られていてビックリ!で、もっとビックリしたのが友人で最強書籍コレクターのFさんからも同じく苗可秀と勝新、その横に茅瑛(!)と田俊&ニコラス・パパが勢揃いの記念写真を見せて貰って再度のビックリ!でもこれだったら以前に私が苗可秀と茅瑛にインタビュー取材で会った時に一言「勝さんと李小龍は会ってましたか?」と聞けば良かったなぁ!と激しく後悔している龍熱でした。

さてさて、忘れた頃に復活するのがもう恒例になって来ました(苦笑)龍熱の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」Vol.7ですが、今年も早速に新年第一弾いきたいと思います!!

『バイオハザードV/リトリビューション』(12)。これは激しく詰まらなかった(涙)。せっかく人気キャラのミシェル・ロドリゲスを復活させたり、アジアから李冰冰が参戦しているのに何とも中途半端で盛り上がりに欠ける展開で本当にガッカリ(涙)。
ただミラ・ジョヴォヴィッチ姐御のアクション面での相変わらずの頑張りには拍手!

『デモンズ2』(86)。これは本当に昔に1度だけ観たっ切りでVHS廃盤&DVD未発売という絶望的状況だったところに、凄腕コレクターのKさんがフランス語版&無字幕のDVDを発見してくれて10数年振りに鑑賞。でもこれってやっぱり怖いねえ!というかホラー映画初心者の私としては画面の恐怖度よりも閉鎖されたビル内で戦慄の惨劇を次々と生み出すストーリー(製作がダリオ・アルジェント)の練り方に感心しました。快作!!

『刑事ニコ/法の死角』(88)。近年のセガール主演作品の強引なハイスピード・リリース&内容のショボさに辟易していた事もあり、まだ「元CIA特殊工作員」と称していたセガールの記念すべき主演デビュー作品を久々に鑑賞。
いや〜この時期のセガールの長身(かつスリム♪)から繰り出す電撃&パワフルな合気道アクションは本当に素晴らしい!!特にラストで伝説の悪役俳優ヘンリー・・シルヴァの鼻、腕、そして首を「バキャ!ボキ!バキィ!」とヘシ折るセガールの怒涛の制裁アクションは息を呑む迫力!!でもこの時期のセガールのベスト作品は誰が何と言おうと『アウト・フォー・ジャスティス』(91)だよね!特に密かに実現していたセガール親父vsダン・イノサント戦は必見!!

『悪魔を見た』(10)。イ・ビョンホン×チェ・ミンシク主演の韓国猟奇犯罪物。前から日本語字幕付きでちゃんと観たかった作品で、下品&残酷描写にグッタリしたけどそれなりに面白かったです。でもこれは韓国映画全般に言える事ですがやっぱり2時間20分は長い。もう少しテンポ良くして欲しかったし、あのチェ・ミンシクの最後は流石に・・・ねえ?(苦笑)。

『ラン・アウェイ』(95)。同じくイ・ビョンホン主演のサスペンス・アクション。蔦谷のDVD100円レンタル(♪)で観ましたがこれが大傑作!!偶然殺人現場を目撃した男女に執拗に迫る悪の魔手!全編に渡るスリル&アクション!最後までダレる事もなくクライマックスの意外な人物の裏切りまで一気に見せ切る90年代韓国サスペンスの傑作です。まだ未見の方はマジでお薦めです。

最後になりましたが、先日ジミー・ウォングこと王羽のレア作品や絡み時代のジャッキー・チェンも顔を見せている功夫片の北京語バージョン、そしてまたも邵氏兄弟公司の未DVD化作品群(あの邵氏オールスター映画も含む!)など色々と入手しました。これらも是非今後当ブログでレビューしたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!!

世界よ、これが怒涛のインドネシア格闘映画だ!『ザ・レイド』を観る!

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前回の記事でチラッと触れた王羽作品は『鳳凰涙』という作品で、まだ頭しか観ていないんですが、どうもジミー(眼鏡姿!)はノン・アクションで作品に挑んでいるようで、これはちょっと楽しみです。あとジミーといえば、昨年末についに公開となった劉偉強導演による邵氏片リメイク『血滴子』(12)にもジミーは“血滴子総統領”役で出演しているようです!!↓
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%BB%B4%E5%AD%90_(2012%E5%B9%B4%E7%94%B5%E5%BD%B1)
ま、まさかジミー御大が何十年振りにギロチン映画に出演するとは・・・もうそれだけで『血滴子』が超観たいぞ!!!

さて、いきなり「世界よ!」と叫びながらも、未だにTSUTAYAでは『アベンジャーズ』の棚を素通りして同じ新作DVDである『ジェラシック・シャーク』を借りたりしてる龍熱です♪
で、やっとインドネシアの格闘アクション映画『ザ・レイド』(11)を観ました。結論から言いますと久々に元気一杯でパワフルな格闘映画を観た!という感じで私はとても面白く観れました。
すでに多くの方がこの作品をご覧になっていると思いますのでここでは物語の詳細は控えますが、個人的には『S.W.A.T』+『ザ・ホード/死霊の大群』+『死亡遊戯』のテイストにインドネシアの格闘術“プンチャック・シラット”など多数の格闘技アクションを合体させる事で独自の世界観を作り上げた作品との印象を受けました。
ただ映画は最初から作品としての気取りなど一切かなぐり捨てて、ひたすらビルの各階でのSWAT部隊vs麻薬王のビル賃貸人たちの壮絶な死闘&銃撃戦が延々と展開されるのですが、そこにはあのトニー・ジャーを初めて見た時の衝撃と感動は感じられませんでした。
それはトニー・ジャー作品には存在していた映画としての崇高な佇まいとアクションの華麗さがこの『ザ・レイド』からは欠落しているからだと思いますが、それでもビルの踊り場から「ひゃあああああ!」と投げ落とされた悪人がそのまま階段のバルコニーに「バキャア!」と背中から叩き着けられる驚愕のデンジャラス・アクションにはついつい「オイオイ?こりゃ凄いぜ!」と大喜びしている龍熱がいたりするわけです♪
あとこれまた個人的に気に入ったのが最強悪人マッド・ドッグ役のヤヤン・ルヒアンで、このオッチャンが実に良い味を出していますので、これからこの『ザ・レイド』をDVD&BDでご覧になる方は是非そこも要チェックです!!

台湾ゾンビvsSWAT部隊大血戦!!姚采穎&太保主演『Z108〜棄城』

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今週は何本も某幽霊映画のサンプルを観た後ひたすら原稿書きが続いていますが、何とか頑張ってブログも更新したいと思っています。幽霊といえば、最近小野不由美の「屍鬼」全5巻をやっと買い揃えまして1巻から読み始めております♪
いやこれが何故か「屍鬼」の第4巻だけが中々手に入らなくて何件も地元の本屋さんを梯子する羽目になったんですが、スティーブン・キングのあの伝説のホラー小説にオマージュを捧げたという「屍鬼」、今から読むのが楽しみです♪

さて、そんな中でも昨日は前から気になっていた台湾初のゾンビ映画として話題になった銭人豪導演、姚采穎&太保主演『Z108〜棄城』(12)を観てみました。
で、結論から言いますと予想よりも数段面白かったですねー!映画的には台北市内に突如蔓延したゾンビ軍団の襲撃から子供連れヒロインのリンダ(姚采穎)、台湾SWAT部隊(隊長に何とシリアス演技全開が超渋い太保!さらにその部下に杜宇航!杜宇航は短いですがクンフー・アクションも披露。デニス信者は要チェックだ♪)、そして戎祥演じるデブの親分率いる台湾ヤクザがひたすら応戦し逃げ惑うだけなんですね(苦笑)。
ただ冒頭で姚采穎が無人の市街で目を覚まし、そこで街がゾンビ化している事を初めて知るショキング・シーン、3つの主要キャラたちがゾンビから逃げながら映画館に立て篭もるもそこで次々と起こる醜悪な人間模様、そして彼らの仲間や家族が無残にもゾンビ化していく・・・といったもうゾンビ映画の“お約束”的シチュエーションが「これでもか!これでもか!」とテンコ盛りで映し出されていく辺りは中々見せてくれます。
そして映画の中盤からはさらにそこに凶悪な変質者や日本人俳優の大西由希也や仲村絢香までもが入り乱れ、映画はエロ&グロ描写がさらにパワーアップしていき・・・結局最後に生き残るのはたったの2人だけ(!)という何ともドン引きエンディングでした。
まあ登場人物を多くし過ぎたために杜宇航などの肝心なキャラの何人かが生死(あるいはゾンビ化したのかどうか)不明状態になったり(苦笑)、戎祥が●●化する事でホラー映画ならぬモンスター映画に路線ズレしそうになったりと、かなりのトホホ感が漲った作品ではありますが、娯楽映画として、あるいは本格派のゾンビ映画としては十分に楽しめる作品に仕上がっていた『Z108〜棄城』でした。
でもこれって日本でも『香港ゾンビ』に対抗して『台湾ゾンビ』なんて邦題でDVD化しそうだなぁ???と思ったら何と何と『Z108地区〜ゾンビ包囲網〜』の邦題で来月8日にDVDリリース決定です!!(笑顔)。

盲目の暗殺者vs孤独な刑事!『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』公開迫る!

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さて、一昨日はリュック・ベッソン原案&製作&脚本、ザビエ・パリュ監督、そしてジャック・ガンブラン&ランベール・ウィルソン主演『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』(11)を試写で観て来ました。
この映画、リュック・ベッソンの「EUROPACORP」作品である事もありますが、中々の佳作でした。映画は自動車事故で愛する妻を亡くし、残された愛犬と自暴自棄に生きる刑事ラサール(ジャック・ガンブラン)がパリのアパートで起きた女性の惨殺事件の捜査を担当する所から始まります。当初は女性の元恋人が容疑者と思われていましたが、ラサールは事件の前日に女性の自宅を訪れていたピアノ調律師ナルヴィク(ランベール・ウィルソン)に疑いを抱きます。
しかしここで捜査は大きな壁にぶち当たります。そう、何故ならナルヴィクは盲目だったのです!そして物語は次々と起こる殺人事件と共にピアノ調律師ナルヴィクが凄腕の元特殊部隊員だったという秘められた過去が暴かれ、ラサールとナルヴィクはお互いが過去の深い傷に苦しみ生きて来た似た者同士である事を感じ取り、2人の間には刑事と暗殺者という立場を超えた奇妙な友情が生まれていきます。
こうしてラサールの制止を振り切り最後の暗殺を決行したナルヴィクは、自分を陥れた狡猾な上官を抹殺するため、それを阻止せんと駆けつけたラサールと再び銃を向け合うのでした・・・!

ラサール「ナルヴィク、もう止めるんだ!俺はお前のためなら証言してもいい!」
ナルヴィク「刑務所に行くのは嫌だ!さあ、ここで俺に撃たれて愛する妻の許に行くか?
それとも外でお前を待っているあのいい香りのする女刑事の所に帰るか!?」
ラサール「ナルヴィク・・・俺にお前を撃たせるな!!」

お互いを理解し合いながらも銃を突き付け合う盲目の暗殺者と孤独な刑事、最後に倒れるのは果たしてラサールか!?それともナルヴィクか!?
一瞬の銃撃戦の果てに私たちが知る余りにも切ない2人の男の決着。そしてまるであの『カサブランカ』を彷彿させるような心温まるエンディング・シーンは“フレンチ・ノワール”ファンならずとも必見です。
この『ブラインドマン/その調律は暗殺の調べ』は、3月16から新宿武蔵野館、4月13日からシネマート心斎橋でレイトショー公開との事です!!詳しくはこちらのサイトへ→http://www.at-e.co.jp/2012/blindman
最後に余談ですが、劇中で主人公のラサール刑事に密かに想いを寄せる女刑事エロイーズに扮したラファエル・アゴゲがもう最高にイカシてるんですよー!こう米倉涼子をフランス人にした(オイオイ?)って感じでねえ♪ちょっと気になる女優さんになりました。そのラファエル嬢の画像はこちらでっす→  http://www.rottentomatoes.com/celebrity/raphaelle_agogue/

「HAPPY the BEST!」シリーズDVDで、ジミー・ウォング主演『スカイ・ハイ』を観る!!

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いま書いている原稿絡みでどうしても程小東導演&マギーQ主演『レディ・ウエポン』(02)のDVDを観る必要があって部屋にあるDVD群をゴソゴソやっていたんですが、何故かこれがどうしても見つからない!(涙)。
仕舞いには同じ『レディ・ウエポン』DVDでもイギリスの「Hongkong Legends」の豪華盤が出て来たりで(涙)、結局『レディ・ウエポン』日本版DVDを探し出すのにかなりの時間を要してしまいました(トホホ!)。
でも怪我の功名か、一緒にジミーの『冷面虎』(73)の通常版とはオープニングの編集が異なる台湾版VHSとか色々と出て来たりしました♪こちらです↓

http://www.youtube.com/watch?v=V4JA_US7Pns

これ以前からマニアの間では“金虎バージョン”なんて言われていた別編集バージョンなんですが、今回出て来たVHSはかなり高画質で恐らくはオリジナルVHS落としでしょう。
こういうジミー作品の別編集バージョンも今後は何らかの形でDVD化して欲しいですね。

さて、ジミーと言えば昨日は地元のDVDショップにブラッと立ち寄ったらパラマウントの「HAPPY the BEST!」シリーズからリリースされている我らが“天皇巨星”王羽ことジミー・ウォング主演『スカイ・ハイ』(75)の新品DVDが1000円で売られているのを発見して思わず衝動買いしてしまいました♪確か私は『スカイ・ハイ』は香港版DVD、特典満載のオーストラリア版DVD、広東語版VHS、さらには某国内メーカーからリリースされていた日本版VHSも持っているんですが・・・やはり高画質ワイドスクリーン&日本語字幕に負けて購入した次第です。
いや〜それにしても冒頭のジグソーの歌う主題歌とか本当に懐かしいし、この主題歌はあの“仮面貴族”ミル・マスカラスの入場テーマ曲としても爆発的に知れ渡った曲でしたね。
あとクライマックスのジミーvs“007”ジョージ・レイゼンビーの一騎打ちも、ジミー得意の“情け無用&手段を選ばない”ステゴロ・ファイトが全開状態で(苦笑)、改めてこの作品が当時は如何にユニークかつ話題性に飛んだ作品であったかが窺い知れます。
で、この『スカイ・ハイ』で悪役に扮したレイゼンビーですが、そもそもレイゼンビーが本作『スカイ・ハイ』と『暗黒街のドラゴン/電撃ストーナー』(74)、そして『鳄潭群英会』(76)の3本の嘉禾系列作品にに出演する事になった一番の理由が、レイゼンビーが生前のリーさんから『死亡遊戯』出演のための前金を貰ってしまっていたからでした。
レイゼンビー自身はリーさんが急死した後はあの前金はそのまま頂きかな?・・・と思っていたんですが、そこはドッコイ、リーさんの指示でリーさんの目の前で前金として自分の小切手を切りレイゼンビーに渡していた鄒文懐が「あの『死亡遊戯』の前金を返して欲しい。それが無理なら嘉禾公司の映画に出演する事で返済して貰いたい!」とレイゼンビーに迫ったのでした。リーさんが急逝する直前に香港を訪れていたレイゼンビーは短いながらもリーさんと様々な交流を持っていて、その時の思い出をこれまでにも色々とインタビューで語っています。これらの「レイゼンビー、李小龍の思い出を語る」も、今後当ブログの「闘神伝説〜李小龍」で触れていければ、と思っています。
最後にこちらが「HAPPY the BEST!」シリーズからリリースされている『スカイ・ハイ』の詳細データです↓ http://dvd.paramount.jp/search/detail.php?id=7545

今後もパラマウントさん&ツインさんには嘉禾公司作品DVDに限らず、今度は是非とも邵氏兄弟公司作品のDVD&BDリリースも大いに期待したいですね!!

闘え!両腕を失った褐色の拳士よ!RZA監督&主演『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』

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さて、やっと原稿書きも一段落出来そうなので、以前から当ブログでも何度か触れて来ましたRZAが製作&監督&脚本、そして主演も兼ねた『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』(12)を観てみました。
まあこの映画に関しては物語自体はあって無いような感じなんですが(苦笑)、19世紀の中国で黒人の鍛冶屋(RZA)が差別に苦しみながらも少林寺(らしき寺院)で僧侶(劉家輝!この当時はお元気なのが逆に見ていて辛い)に教えを受け、その後に訪れた街で、父親同然の金獅(陳観泰!)さえも殺した極悪人の銀獅(バイロン・マン)の手下で“鋼鉄の身体”を持つブラス・ボディ(WWEスーパースターのバティスタ!)に両腕を切断(!)されてしまいます。
その瀕死の鍛冶屋を助けたのがイギリス軍人ジャック・ナイフ(ラッセル・クロウ。昔ながらリチャード・ハリソンが適役♪)で、ジャックは鍛冶屋の失われた両腕に鋼鉄の義手(!!)を取り付けると、金獅の息子で銀獅への復讐に燃えるX-ブレイド(007の悪役で知られるリック・ユーン)と共闘し、3人は銀獅一派の待つアジトへと乗り込んでいく!という展開って・・・何か何処かで何度も観た事あるような話じゃないの?なんて言ってはいけませーん!(爆笑)。
またこれも以前に触れましたが、この『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』の売りがその壮観なまでの豪華キャストで、例えばブラス・ボディの“鋼鉄の肉体”が猛威を振るうX-ブレイドとの前哨戦、アンドリュー連凱&グレイス・ホアンのツープラトン大乱戦(ここは必見!)、売春宿の女将ルーシー・リュウvs銀獅の子分カン・リーの一騎打ち(切ない決着シーンに注目)、ジャックvs毒飛刀の使い手ダニエル・ウーこと呉彦祖、そして鍛冶屋vsブラス・ボディの怒涛の決着戦などが元奎渾身のアクション指導により、作品の随所で文字通り素晴らしい輝きを放っています。
他にも梁家仁やパム・グリアなど数多くのスターが顔を見せていますが、もうとにかく全編に渡って邵氏兄弟公司作品を大量に観て育ったRZAの“邵氏片LOVE”が全開状態のクンフー・ファイトが溢れまくっていて、龍熱は1人で「ニヤニヤ♪」しながら最後まで心から楽しんで観る事が出来ました。(オープニング&エンディングもこれがまた凝ってるんだ♪)
この『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』は香港クンフー映画ファン、特に邵氏片を愛する方々にはお奨めの1本である事は間違いない作品です。

最後になりましたが、今回『The Man with the Iron Fist/鉄拳無敵』を提供頂いたM.Kさんに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

大空を舞う“アジアの鷹”よ、国宝を救え!ジャッキー・チェン監督&主演『ライジング・ドラゴン』

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まだまだ原稿と格闘中ながらも、金曜日は都内某所でイラク戦争で戦死した兵士の遺族に第一報を伝える任務を受け持った軍人の姿を描いた『メッセンジャー』(09)を試写で観て中々の佳作に感動。その足で夜は渋谷で毎週行っている習い事。土曜日は大宮でアメリカ人の友人とお茶したりと何とも慌しく、されど充実した週末でした。

さて、昨日は4月に国内でも劇場公開が予定されている成龍ことジャッキー・チェン監督&主演『ライジング・ドラゴン/十二生肖』(13)を観てみました。
この映画は言うまでもなく、ジャッキーが全盛期に撮った『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)と『プロジェクト・イーグル』(91)の主人公“アジアの鷹”にジャッキーことJCが三度扮した作品です。
物語は19世紀にイギリス軍やフランス軍の中国侵攻で清王朝時代の十二支の動物にまつわる国宝が持ち出されていました。その全12体の内の現在行方不明になっている4体を探すため、アンティークディーラーMP社のモーガン(オリヴァー・プラット)は世界を股にかける“アジアの鷹”ことJC(ジャッキー)率いるトレジャー・ハンターチーム(クォン・サンウ、姚星彤、廖凡、張藍心、そして途中からローラ・ワイスベッカー)を雇います。
ところが、パリ、南太平洋、中国など世界各国を駆け巡るJC&チームの前にはJCたちのミッションを阻む様々な敵が現れます。そしてそのJCたちが追い求める国宝の裏には思いもよらない陰謀が隠されていたのだった!・・・という展開です。
で、映画の冒頭でJCがコンバット・スーツみたいな姿で道路を疾走したり、庭園で何匹ものドーベルマンと追いかけっこをしたり、ジャングルの中で盧惠光などの海賊たちと延々と乱闘を繰り広げる辺りはハッキリ言ってこれまでのジャッキー映画で何度も見られたコミカル・アクションの焼き直しで、そこに姚星彤やローラ嬢のお馬鹿キャラも災いしてか、私は観ていてちょっとイライラしてしまいましたねえ(溜息)。
あ〜あ、もう映画もこんな感じで1時間以上過ぎてるし、肝心のジャッキーよりもクォン・サンウのアクションが目立ってるし(苦笑)、こりゃこのまま『ライジング・ドラゴン』は終わるのかいな・・・と思ったら!!!!
そう、この『ライジング・ドラゴン』はその映画の終盤で、JCと憎々しげな若きトレジャー・ハンターで通称ヴァチュラーこと“禿鷹(演じるはテコンドー世界王者アラー・サフィ!)”が対峙する辺りから異様な盛り上がりを見せ、画面は俄然白熱していくのだ!!

禿鷹「ヨォ!JC、“アジアの鷹”に会えて光栄だぜ!」
JC「いや俺とお前は違うぞ。禿鷹、お前は東南アジアの寺院から仏像を盗んだな?」
禿鷹「ああ、あれは俺が頂いた!あの連中は地元の奴らの仕業だと思ってるがな」
JC「そのために何千人もの人間が殺しあう事になったんだぞ!?」
禿鷹「そんなこたぁ、俺には関係ねえな!」
JC「禿鷹、お前はクズ(scumbag)だ!」
禿鷹「俺にその台詞を吐いて生きてた奴はいねえぞ!(怒)」
JC「そうなのか?お前はS・C・U・M・B・A・Gだ!!」
禿鷹「・・・なあ、JC、テメエなんかこのソファーに座ったまま袋叩きに出来るんだぜ?」
JC「やってみろ!」

ここからのJCと禿鷹の2人がお互いを何とかソファーの上から叩き落とそうと猛スピードの突きや蹴りを何十発も繰り出す怒涛のクンフー・ファイト!素晴らしい!私はこういうジャッキーが見たかった!!ジャッキー、まだ出来るじゃないですか!?ジャッキー、まだ貴方は“武打星”の誇りを捨てていなかったんですね!ジャッキー、まだまだ貴方は“ドラゴン”なんですね!香港クンフー映画の長い歴史においても、このソファー、または椅子などを駆使した“どちらかがソファーから1度でも落ちたらそこで負け!”的なアクロバット・アクションはある意味“お家芸”なんですが、今回もう決して若くはないジャッキーがその“お家芸”を外国人であるアラー・サフィ相手にここまでの圧巻のクンフー・ファイトとして披露してみせた事に私は拍手を贈りたいですね。私はこのジャッキーvsアラー・サフィの一騎打ちを大スクリーンで観るだけでも、この『ライジング・ドラゴン』を劇場に観に行く価値があると思います。
このJCvs禿鷹の対決に加えて、張藍心vsケイトリン・デシェルら“女ドラゴン”たちが猛然と蹴り合ったり(いいねー!いいねー!)、無数の敵に囲まれたJCが往年のジャッキー映画を彷彿させるような「ジャッキーが広い空間を延々と逃げ回りながらも、何時の間にか1人で大勢の敵を倒している」というハイレベルで痛快なアクロバット・チェイスも観る事が出来ます。
そしてこの『ライジング・ドラゴン』はいよいよクライマックスを迎え、ある陰謀により“十二生肖”の内で最後に残った国宝である“龍の首”を何と巨大な火山の火口に投げ込め!との指令を受けた禿鷹が眼下に火山を見下ろすセスナ機から大空に向かってスカイダイビング!そして世界中の目がテレビ中継に集まる中、今まさに禿鷹が真っ赤に口を開けた火口目掛けて“龍の首”を投げ込もうとしたその時!禿鷹の背後からもう1人のスカイジャンパーが舞い降りる!誰だ!?“アジアの鷹”だ!JCだ!いやジャッキーだ!!
JCと禿鷹は大空を舞いながらも凄まじい風圧の中で“龍の首”を奪い合いますが、JCは傍らを飛んでいた禿鷹の仲間が空中の乱戦で気を失った姿を見て自分のパラシュートを開きその仲間を助けます。
しかし自分のパラシュートを使ってしまったJCは、再び空中で禿鷹と“龍の首”を奪い合いますが、一瞬の隙を突かれて禿鷹に“龍の首”を火口に投げ込まれてしまいます!!

禿鷹「JC、お前はもう翼を失ったコンドルだぜ!諦めろぉぉ!」
JC「ウウウ・・・ウオオオオオオオ!!!」

いま中国の至宝が自分の目の前で失われようとしているその瞬間、JCは自らの命をかなぐり捨てるような文字通り“命懸け”の行動に出ます!果たしてその“命懸け”の行動とは!?

この大興奮の結末は本作『ライジング・ドラゴン』が4月に劇場公開となった際に、是非とも皆さんご自身で確かめてみて下さい。そして映画はそのエンディングで舒淇や呉彦祖のカメオ出演を経て、まさに観客全員が「ええええええ!?」となってしまうある“女性”の最強的カメオ出演が実現していますので、そちらも是非お楽しみに!!
この『ライジング・ドラゴン』、特に後半はジャッキー信者ならずとも思わず画面に向かって「そうだ、ジャッキー!行けぇぇ!」と力の限りに応援してしまうこと必至です♪改めてジャッキー・チェン、まだまだ元気一杯の『ライジング・ドラゴン』レビューでした!!

“功夫皇帝”李連杰が刑事アクション映画で、鄒兆龍&呉京と激突か!?

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さてさて、あの“功夫皇帝”李連杰ことジェット・リーが久々に現代アクション物、それも刑事アクション映画に主演する企画が進行中とのニュースが飛び込んで来ました↓

http://twitchfilm.com/2013/01/jet-li-collin-chou-and-wu-jing-star-in-cop-thriller-badges-of-fury.html

英語題名に『Badges Of Fury』が予定されているこの映画ですが、何と!その共演者に鄒兆龍と呉京が予定されているそうで、これはかなり楽しみですねー!!
特にジェットvs鄒兆龍となると、ジェット信者にとっては不朽の名作である『ターゲット・ブルー』(94)での“ガス・デスマッチ”が思い起こされますし、ジェットvs呉京も今回が満を持しての本格的な再共演となるわけで、是非ともこの『Badges Of Fury』の企画、実現して欲しいですね。

特設サイト「黄金のクンフー&アクション」で、“ワイヤー・マスター”程小東&『倩女幽魂』登場!

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昨日はハーリー・レイスvsジャイアント馬場のNWA世界戦が見たくなってゴソゴソとやっていたんですが・・・代わりにこれも前からもう1度観たいと思っていた中島プロダクション製作の自主映画『イナズマン』のVHSが出て来ました!
これってどういう経緯か判りませんが、あの仮面ライダー・アマゾンこと岡崎徹さんご本人がアマゾン・ライダーとして2度もゲスト出演しているんですねー!それも岡崎さんがちゃんと「ア〜マ〜ゾ〜ン!」ってアマゾン・ライダーに変身して大暴れするんで、何十年も前にこの作品を最初に観た時は本当にビックリでした。ちなみに中島プロ作品では他にも『仮面ライダー・ジルダ』とか『キカイダー・ダブルオー』のVHSも一緒に出て来ました♪
あ、でも肝心の馬場さんが3度目のNWA王座を奪取するレイス戦のVHSは結局見つかりませんでした(涙)。

さて、龍熱が2年間に渡って連載して来ました「IMAGICA BS」さんの特設サイト「黄金のクンフー&アクション」、その第12回が「悲しくも美しい女幽霊の恋物語!『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズ」と題しまして更新となっていますので、是非ご覧になってみて下さい。
こちらがその直リンです→ http://www.imagica-bs.com/kunfu/keyword/index.html
今回は言わずと知れた張國榮&梁朝偉と王祖賢主演による『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズ3本をジックリと語っておりますが、中でもこの華麗にして妖艶なトリロジー全作で導演&武術指導を務めた“ワイヤー・マスター”程小東にスポットを当てていまして、文中では以前に私が程導演にインタビュー取材で対面した際のエピソード、それもこれまで触れなかった部分も含めて語っておりますのでご覧になって頂ければと思います。
また今回の第12回を持ちましてこの「黄金のクンフー&アクション」は最終回となります。私自身2年間という長期に渡った連載をこうして無事に乗り切れた事に、今はただただ太いなる達成感と共にホッとしているのが素直な心境です。
ちなみに全12回を重ねて来ました「黄金のクンフー&アクション」のラインアップは以下の通りです。

第1回 「ブルース・リーとジャッキー・チェン 〜黄金の70年代を駆け抜けた2人のドラゴン〜」
第2回 「最強無敵の拳技マスター! 〜ジャッキー・チェンとその好敵手たち〜」
第3回 「英雄たちの真の姿! ジョン・ウーと『男たちの挽歌』の世界」
第4回 「“功夫皇帝”ジェット・リー、仮面のダーク・ヒーローに変身!『ブラック・マスク』登場!」
第5回 「『Mr.BOO!』の笑撃! 香港映画“伝説の喜劇王”ホイ兄弟登場!!」
第6回 「不死身のスーパーコップ伝説よ、永遠に!『ポリス・ストーリー』シリーズ登場!」
第7回 「“史上最強の敵”との2大決闘!ジャッキー・チェン vs ベニー・ユキーデ!!」
第8回 「“猛龍革命”の衝撃! “伝説のドラゴン”、その名はブルース・リー!」
第9回 「宿命の対決! ジェット・リー×ドニー・イェン in 『ワンチャイ』シリーズ!」
第10回 「ジャッキー・チェン、その黄金時代の幕開け!!『プロジェクトA』&『プロジェクトA2』」
第11回 「サモ・ハン&ラッキー・スターズ!香港アクション映画の王道“福星”シリーズ一挙放送!」
第12回 「悲しくも美しい女幽霊の恋物語!『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズ」

この2年間の連載中には「IMAGICA BS」さんの本コラム担当者さんも西田はるかさん、竹本香寿美さん、そして山下泰司さんと3人の方々が歴任されましたが、3人の方々にはそれぞれ様々な心遣いをして頂き、私は連載中は本当に快適に、そして自由に原稿を執筆する事が出来ました。改めて3人の担当者さんに厚く御礼申し上げます。
そして、最後に2年間、全12回に及んだこの「黄金のクンフー&アクション」を毎回お読み下さった読者の皆さん、本当にありがとうございました!!

TAKAOの「パチンコCR『燃えよドラゴン』」プレス発表会、速報!!

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さて、昨日は都内某所で行われたTAKAOさん主催の「パチンコCR『燃えよドラゴン』」のプレス発表会に行って来ました!
このプレス発表会には「パチンコCR『燃えよドラゴン』」に導入されている『燃えよドラゴン』のスペシャル・ムービーなどの映像ベースとなったモーション・キャプチャーを担当したエビちゃんこと海老沼君のご好意でお招き頂きました。
エビちゃんは私にとってデビュー作となったリーさん本で“競演”して以来の長年の友人で、リーさん信者の間では知らない者はいない人間です。さらに当日はエビちゃんの呼びかけに、同じく「パチンコCR『燃えよドラゴン』」でモーション・キャプチャーを担当したゲーリーこと「日月堂武術会」の岩本淳也君、「全日本スキマ企画」のちゃうシンイチーさん、哲人28号さんとまさに“龍熱者”がずらりと揃って、いざイベント会場に馳せ参じたのでした!
で、私たちが会場に入ると既にイベント・スペースはマスコミ関係者で満員状態で、入り口ではそれは美しいナイス・ボディ♪のイベント・レディ嬢から記念グッズの入った紙袋(後述します)を渡された私たちが着席すると、やがてステージ上でイベントが開始!と、いきなりステージに上がった忍者ルックの男性(後でヌンチャク・アーティストの宏樹さんと判明!)の見事なヌンチャク・アクションが全開!さらに「パチンコCR『燃えよドラゴン』」のスペシャル・ムービー上映、TAKAOの内ヶ島隆寛副社長のご挨拶、「パチンコCR『燃えよドラゴン』」の機種説明、再び宏樹さんのトーク・セッション&ヌンチャクによるワインのコルク飛ばしのアトラクション(見事成功!)と、発表会は大成功の内に終了となりました。
また肝心の「パチンコCR『燃えよドラゴン』」に導入された『燃えよドラゴン』のオリジナル映像ですが、これがエビちゃんが担当したリーさん、ゲーリー岩本君が担当したシー・キエン、ジョン・サクソン、ジム・ケリーなどなど実にリアルでカッコ良く仕上がっていて、驚くべき事にあのトーナメント会場でジョン・サクソンに金を巻き上げられるチョビ髭のオヤジまでキャラとして登場します!!(驚)。
私が今回このTAKAOさんの「パチンコCR『燃えよドラゴン』」プレス発表会にお招き頂いて感じた事は、このリーさんの遺作にして世界のアクション映画不滅の金字塔を満を持して自社のパチンコ・キャラクターに導入したTAKAOさんの文字通り“燃え上がるようなモチベーション”で、それはイベント会場内の熱気やスタッフの方々の表情からもハッキリと感じ取る事が出来ました。まさに『燃えよドラゴン』公開40周年記念イヤーの皮切りに相応しいこの「パチンコCR『燃えよドラゴン』」プレス発表会は、自分の心の奥底にある“龍熱魂”が久々に熱く燃えるような素晴らしいイベントでした。
最後に会場で頂いた紙袋の中には「パチンコCR『燃えよドラゴン』」のジャンボ・パンフレット(オールカラー20頁!)、同じくオフィシャル・ガイドブック、プロモーションDVD、コードホルダー&イヤホーンジャックといったまさにリーさん信者号泣のオリジナル・グッズが入っていました。改めましてTAKAOの皆さんのご厚意にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。で、こちらが「パチンコCR『燃えよドラゴン』」の特設サイトです↓

http://www.takao.gr.jp/special/enterthedragon/index.html

さらにこちらでは、昨日のプレス発表会の模様が見られます↓

http://www.minapachi.net/report/143

http://www.pachinkovista.com/pfactory/model.php?nid=19796&dsp=4&km=0

“最強龍虎武師”岩本淳也率いる「日月堂武術会」が「なるほど・ザ・カンフー」上演!

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さて、昨日の「パチンコCR『燃えよドラゴン』」のプレス発表会で久々に再会したゲーリー岩本こと岩本淳也さんですが、以前に当ブログでも岩本さんがスタントマンとして参加したドニー兄貴の『SPL/狼よ静かに死ね』(05)や『導火線/フラッシュ・ポイント』(07)の現場で岩本さんが体験したドニー兄貴の貴重かつリアルなエピソードを紹介した事を覚えている方も多いと思います。岩本さんはその後も同じくドニー兄貴の『レジェンド・オブ・フィスト/精武風雲』(10)の現場にも参加していて、昨日のプレス発表会の後にはエビちゃんやちゃうシンイチーさんも交えてお茶した際にも、岩本さんが語ってくれる『〜精武風雲』の現場エピソードは大変興味深かい事柄ばかりでした。
で、その岩本さんは現在武術の集団演武パフォーマンスを得意とする「日月堂武術会」を設立していまして、何と来月都内で「なるほど・ザ・カンフー」なる公演を行うそうです!!
この「なるほど・ザ・カンフー」は「日月堂武術会」のHPによりますと「各種中国武術(徒手・兵器)の演武約40種類をご覧いただきます。 通常の武術大会と違う形でそれぞれの流派の短い解説を加えながら、音楽に乗せてお送りします。「カンフーって映画で見たことある」、「名前だけ知ってる」、「ちょっと興味ある」といったカンフーになじみのない初心者の方にこそ見ていただきたいプログラムです」との事で、これはドニー兄貴信者、または香港クンフー映画ファンならずとも是非体感してみたい公演でしょう!
この「なるほど・ザ・カンフー」公演に関しては、こちらの「日月堂武術会」HPでチェックしてみて下さい!↓ http://www.geocities.jp/naruhodo_kungfu/index.htm

あの“最後の本格派”甄子丹ことドニー兄貴も認めた脅威の身体能力を誇る岩本淳也率いる「日月堂武術会」がまさに全力で挑む「なるほど・ザ・カンフー」、いよいよ来月公演です!!!

シュワルツェネッガーIS BACK!!キム・ジウン監督最新作『ラストスタンド』公開迫る!

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さてさて、昨日は都内某所でシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー完全復帰作品にして、キム・ジウン監督ハリウッド進出第1作『ラストスタンド』(13)の完成披露試写会に行って来ました。
まずキム・ジウン監督と言えば『グッド・バッド・ウイアード』(08)や『悪魔を見た』(10)などで知られる韓国映画界の“ジャンル・マスター”ですが、そのキム監督と『エクスペンダブルズ2』(12)で肩慣らしした後に本作が10年振りの主演復帰作品となるシュワちゃんが強力タッグを組んだ作品とあっては、これは期待しないほうが可笑しいわけです。
映画は元ロス市警の凄腕刑事ながら現在は国境付近の小さな街ソマートンで保安官として静かに暮らすオーウェンズ(シュワちゃん)の許に、FBIから移送中に逃走した凶悪な麻薬王コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)が手下の荒くれ傭兵部隊(のリーダー役のピーター・ストーメアが良い味出してます♪)と合流後にメキシコ国境を突破するべくソマートンに接近中!との一報が入ります。
しかし平然と警官を射殺した上に強奪した高性能スーパーカーでハイウェイを狂ったように疾走するコルテスと大量の銃器で武装した傭兵部隊を迎え討つのはオーウェンズと余り頼りにならない4人の副保安官(その内の2人は即席保安官!)たち。さあ、どうする?シュワちゃん!?果たしてオーウェンズと4人の仲間たちは彼らの愛する街を凶悪なコルテス一味から“ラストスタンド(最後の砦)”として守り切る事が出来るのか!?
で、この『ラストスタンド』、簡単に言えば“シュワルツェネッガー版現代型西部劇”なんですが、そこにキム・ジウン監督の得意とするリアリズム&残虐描写満載のガン・アクションが実にテンポ良く盛り込まれていて、あの80年代を席巻したシュワちゃん主演のアクション映画に熱狂した世代には何とも堪らない娯楽アクション映画に仕上がっています。
時にシュワちゃん健在!の壮絶なアクションあり、時にドジな副保安官たちの笑いあり、そして時に仲間同士の友情と涙あり、これぞハリウッド・アクション映画の王道にして“リアル・アメリカン・ヒーロー”ことアーノルド・シュワルツェネッガー主演作品の醍醐味だ!
そして映画は畑をナギ倒してのド迫力のカー・チェイスの果てに、遂に目的地であるメキシコ国境に架かった橋を目の前にした麻薬王コルテスと、その眼前に立ち塞がったオーウェンズ保安官の対決の時を迎えます!!!

コルテス「なあ、保安官さんよ、毎年12000人のメキシコ人がこの国境を渡って来るんだろ?俺様1人ぐらい逆にメキシコに帰ったっていいだろうぜ?」
オーウェンズ「・・・・」
コルテス「どうだ?1千万ドル払おう!それで俺を見逃せ!」
オーウェンズ「コルテス、お前は俺たち移民の面汚しだ!」
コルテス「なら2千万でどうだ?ちょっとの間だけ横を向いてくれてりゃいい!」
オーウェンズ「俺の名誉は“売り物”じゃない!コルテス、お前を逮捕する!」

ここからのオーウェンズvsコルテスの橋の上の素手による大血闘は、シュワちゃん必殺のバックドロップ(!)に怒り狂ったコルテスが隠し持ったナイフでシュワちゃんの両足をズタズタに切り裂く、まさに鮮血に塗れた死闘となります!!
そうなのだ、この映画は近年のシュワちゃんの“チョイ役出演映画”なんかではない、文字通りシュワちゃんが本気も本気で挑んだ“完全復帰&完全主演アクション映画”なのだ!!
このアーノルド・シュワルツェネッガー&キム・ジウン監督の強力タッグによる『ラストスタンド』は4月27日より、いよいよロードショー公開です!He`ll be Back soon!!

最後の大君、“魔都”上海に散る・・・!周潤發&洪金寶&黄暁明主演『大上海』

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さて、昨日は何と23年振りに王晶と周潤發がスクラムを組み、さらには洪金寶や黄暁明、そして日本から我らがドラゴンこと倉田保昭も参戦した事で話題となった“上海黒社会動作片”『大上海』(13)を観てみました。
この『大上海』、1920年代の上海を舞台に、あの杜月笙をモデルにしたという主人公の成大器に否応にも自身の出世作となった電視劇『上海灘』(80)が思い起こされる周潤發、その成大器の青年時代を黄暁明、大器青年を認め共に上海で勢力を伸ばしていくドン洪寿亭に洪金寶、他の男性と結婚するも大器が想いを寄せる京劇の花形叶知秋に袁泉、日本軍の少将として成大器と対立しその命を狙う宿敵の西野少将に倉田保昭(拍手!)、その西野少将と日本軍に中国人でありながら手を貸す悪辣な将軍茅载(恐らく張啸林か戴笠がモデル)に久々の呉鎮宇とまさに豪華絢爛たるキャストが勢揃いしています。劇中では勿論激しい銃撃アクションが何度も登場しますが、何より私が思わず唸ってしまったのが映画が1時間過ぎた辺りで、次第に上海で大物になっていく黄暁明扮する若き大器が悠然と椅子に腰掛けている姿をカメラが正面から背後へユックリと回り込みながら映し続け、そのままもう1度カメラが正面に戻ると壮年時代の大器、つまり周潤發になっているという素晴らしいカメラ・ワークでした。
あと映画の中盤で京劇を観劇しながら成大器と西野少将がお互いに腹の中では激しい火花を散らし合いながらも表面上は穏やかに語り合う・・・という何ともスリリングなシーンが登場するんですが、ここで西野少将に扮したドラゴンこと倉田さんが自身の北京語の台詞を何と倉田さんご本人が喋っている事にビックリ!他の周潤發や洪金寶たちが全員声優による吹き替え(私が今回レビューに使用した『大上海』は北京語版)なだけに、これには龍熱も「さすがドラゴン!」と感服しました。
また注目の洪寿亭(“三大亨”の1人黄金荣がモデルとの事)サモハンこと洪金寶ですが、考えてみれば周潤發&洪金寶の2人の“LEGENDS”が揃い踏みする作品も実に珍しいわけで、映画の中で“上海滩大亨”となった2人が並んだ姿はまさに壮観でしたねえ!で、その洪金寶扮する洪寿寶が映画の中盤で西野少将率いる日本軍の横暴により愛する妻をはじめ全てを奪われたショックで廃人状態となり、真っ裸で風呂に浸かりながら手にオモチャを持ち「ボ〜ッ」と呆けたままでいる悲痛なシーンは衝撃的でした。
こうして本作『大上海』のクライマックスでは、成大器がステージで叶知秋が華麗に舞う京劇の舞台に西野少尉と茅载を招き、成大器はいよいよ全ての決着を着けるべく行動を開始します!
そして映画のラスト、壮絶な闘いを終えた成大器は銃器を手にした無数の日本軍に取り囲まれながらも愛する女性の亡骸を抱きかかえ、そのまま不敵な笑みさえ浮かべながら悠然と愛車に乗り込んでいく!そのあまりにも美しく、また悲しみに満ちたエンディングを見よ!
“魔都”上海で戦火に翻弄されながらも毅然と自らの生き様を叩き着ける“最後の大君”成大器を“亞洲影帝”周潤發と黄暁明が華麗かつ颯爽に演じ切った『大上海』、是非とも日本公開を期待したい作品です。

熱風!韓国LEGENDS(66) “生きる伝説”黄正利が『広東の蝮』撮影秘話を語る!

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いやはや最近は“世紀の闘神”ブルース・リーことリーさんの記念イヤーに相応しく、「ザ・プロファイラー」の放送や、高尾さんのパチンコ『燃えよドラゴン』発表、海外での某写真集の発売と“小龍熱”が盛り上がってますねー!!いや素晴らしいです♪私もそんなリーさん熱で大いに盛り上がってる時にあの“哀愁と悲しみの毒蛇仮面”ザ・コブラのデビュー戦(それもノーカット版!昔の本放送時はダイジェスト)が遂に入手できたよ〜ん!なんて1人で喜んでる場合じゃございません(苦笑)。

さてさて、またも忘れた頃にヒョッコリと更新される「熱風!韓国LEGENDS」第66回ですが、今回はあの“鉄血銀狐”こと黄正利の最新インタビュー映像をお届けします。まずはこちらをご覧ください↓

http://www.youtube.com/watch?v=g4znrgtJZ28&feature=share

まあ、近年は黄師匠のインタビュー映像も珍しくはなくなってしまいましたが(苦笑)、今回ご紹介する黄師匠のインタビューは嬉しい事に英語字幕入り(!)である事と、黄師匠自身が83年に母国の韓国で監督&主演した韓国クンフー映画『広東の蝮』(83)の貴重な撮影エピソードを語っている点が龍熱的には非常にポイントが高いわけです♪
インタビュー中の黄師匠曰く「あの『広東の蝮』の撮影時は(当時の韓国は)集団活動に対する警察の取り締まりが厳しくて、撮影のために必要な大勢のエキストラを集めるのが大変だった」「ある時寺院での撮影があったんだが、撮影前に寺院でお祓いをしなかったために翌朝私は耐えられないほどの腹痛に苦しめられて、とても撮影現場に行けない状態になったんだよ!でも次の日にお供え物を供えて、お祓いをしたらそういった事はピタッと止んだんだ!」「『広東の蝮』の撮影中は先ほども言ったように集団活動に対して警察の取り締まりが厳しくて、私も自分のアクション・シーンでさえもリハーサル無しで慌しく撮影しなければならなかったんだよ!」などなど・・・黄師匠は他にもこれまで中々知られていなかった『広東の蝮』のエピソードを色々語ってくれていますが、何でもこのインタビューはオーストラリアで初めて『広東の蝮』が上映される事を記念して収録されたインタビューだったようですね。
私も『広東の蝮』はかなり昔に入手して1度しか観ていないので、もうどんな映画だったか覚えていないんですが(苦笑)、今回の黄師匠の『広東の蝮』回想インタビューを観てみて、今度久々に『広東の蝮』を引っ張り出してきて観てみようかと思っています。またこれまでには私は黄師匠と映画で共演した武打星たち、例えば染野行雄さん、ドラゴンこと倉田保昭さん、あるいは楊紫瓊などにインタビューする機会があった時は必ず「黄正利はどんな人でしたか?」と訊く事にしているんですが、その私の質問に対する彼ら&彼女たち“LEGENDS”の答えは決まって「ああ〜、黄正利ね、いや彼のキックは凄かったよ!」と高い評価が返って来ました。まさに韓国テコンドー映画界の“生きる伝説”である黄正利には、今後も様々な形で過去の貴重な思い出話を積極的に語って欲しいと思います。
と言うわけで、韓国映画のレア映像&新事実を追い求める「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!

シュワルツェネッガー主演『ラスト・スタンド』来日記者会見で出会った謎の老紳士!

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いやはや、先月にアーノルド・シュワルツェネッガー主演『ラスト・スタンド』の来日記者会見に行った後に吐き気を伴った酷い風邪を引いてしまい、ほぼ一週間ほど寝込んでいました。そのためブログが全く更新できず、その間にブログをご覧頂いていた方々には本当に申し訳なく思います。お蔭様で風邪も回復しましたので、ブログ更新頑張っていきます!

で、この先月21日に都内某所でシュワちゃんご本人も登場して行われた『ラスト・スタンド』来日記者会見の記事は本当なら先月中にアップする予定だったのですが、上述のように風邪のためにこのようなタイミングになったわけです(苦笑)。
すでにシュワちゃんの記者会見の詳細はネットにも多数アップ(例えばここ↓http://news.livedoor.com/article/detail/7431460/)されているので、敢えてここでは触れませんが、私が会見場で前から2列目の席から実際に見た生のシュワちゃんはちょっと老けたかな?とは思いましたが、やっぱりそのガッシリとした体型と共に堂々の貫禄でしたねえ!
で、実はそのシュワちゃんの会見では、私の隣に座った白人の老紳士と私が何気に英語で話をし始めたのですが、この大柄で上品な雰囲気の老紳士が意外(?)に話し好きな人で(苦笑)、シュワちゃんの会見中も盛んに私に話しかけてくるわけです。その老紳士と私の会話では、以下のようなやり取りがありました。

老紳士「日本では新作公開の度にこのようなイベントがあるのかい?」
龍熱「そうですね。作品の宣伝も兼ねてですけど」
老紳士「ユーは何処の国から来たの?マスコミ関係?」
龍熱「何処って日本ですけど(苦笑)。映画の評論をしています」
老紳士「なるほど!ユーは英語がうまいけどアーノルドは何時まで経っても下手だな!」
龍熱「シュワルツェネッガーをご存知なんですか?」
老紳士「ああ、凄く親しいってわけじゃないが、ゴールドジム(ここ重要!)の関係で
昔から知っているし、毎週教会で会うから挨拶ぐらいはしてるよ!」
龍熱「ではシュワちゃんは壇上から貴方を見てビックリするんじゃないですか?」
老紳士「ムッフフフ!でもこの記者席は暗いからね。アーノルドの映画では何が好き?」
龍熱「ええっと(咄嗟に題名が浮かばず、完全に思いつきで)『コマンドー』かな?」
老紳士「そうか、私は『プレデター』だ!(←判ってる人です♪)」

と言った感じなんですが(苦笑)、その後もこの老紳士は私に「日本では字幕だけで吹き替えでは上映しないの?」「東京で観光で見ておくビルなら何処がいい?」「あの通訳の女性(当日通訳を担当した戸田奈津子さん)は有名なの?」など盛んに質問攻めを繰り返したのですが、私もこの老紳士の何処か上品で貫禄の佇まいもあってか、ついついお互いに会話が弾んでしまったのでした。やがてシュワちゃんの会見も終了し、最後に老紳士は「アーノルドも65歳で、私も61歳だけど、アイツも奥さんと色々あって大変だよなぁ!」とシミジミ呟いたので、私は「貴方はもっとお若く見えますよ!」と返すと、老紳士は何とも嬉しそうな笑顔を見せて「サンキュー!ユーと話せて良かったよ!」と同伴していた日本人男性(実はこの日本人の方はゴールド・ジム日本の関係者の方)と共に席を立ちました。
で、私が会見場から出ると、先ほどの老紳士が配給サイドの人たちから何度も挨拶されている様子を目撃したので「きっとあの男性は何処かの重役さんなのかな」と思ったのでした。
そして後になって、私が今回『ラスト・スタンド』の宣伝を担当している知り合いにこの老紳士の話をすると、その知り合い曰く「龍熱さん、恐らくその男性の方はアメリカの「ゴールド・ジム・フランチャイズ社」のエド・コナーズ社長だと思いますよ!」と何とも驚くべき事実を教えてくれたのでした!!ええ!?それでは私はあの世界的に有名なジムで、世界28カ国、650店舗以上、延べ300万人以上が利用しているゴールド・ジム関連会社の社長さんと「私たち日本人はシュワルツェネッガーの事はシュワちゃんと呼んでます♪」なんてお気楽な会話をしていたって事???
いや〜!これだから映画スター来日記者会見は本当に何が起こるか判りません!出来る事なら是非とももう1度エド・コナーズ社長とは再会を果たして、今度はお互いにジックリと『プレデター』談義をしてみたいと思っています。

「超級龍熱」goes to 「facebook」!!開設のお知らせ

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さて、何時も当ブログ「超級龍熱」をご覧頂き、本当にありがとうございます。
最近私、龍熱も「facebook」を開設しておりまして、すでに本格的に始動しております。
登録名はChino Jiro、アドレスは http://www.facebook.com/chino.jiro#!/chino.jiro です。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、当分は「facebook」は動画や画像中心の更新となっていくかと思います。
当ブログ「超級龍熱」共々、「facebook」も何卒よろしくお願いします!

戦慄と幻想のアンソロジー決定版!会津信吾&藤元直樹編著「怪樹の腕」発売!

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さて、ここでホラー小説ファン必読のアンソロジーの新刊発売のお知らせです。
この度、私が日頃から大変お世話になっております友人の会津信吾さんが藤元直樹さんとの編著として「ウィアード・テールズ戦前翻訳傑作選:怪樹の腕」(東京創元社)を上梓されました。
この「怪樹の腕」はアメリカの伝説的な怪奇小説専門誌「ウィアード・テールズ」に掲載された怪奇小説が戦前の大衆雑誌「新青年」や「少年少女譚海」に幾度となく翻訳掲載されていたという事実にスポットを当て、それらの優れたホラー短編翻訳小説を新たに1冊のアンソロジーとして纏めた、まさに画期的な研究書なのです。
その掲載されているホラー小説も、例えば「寄生手」「納骨堂に」「片手片足の無い骸骨」「河岸の怪人」「洞窟の妖魔」「アフリカの恐怖」などなど・・・どうですか?もう題名を読んだだけでも思わずソソラれるでしょう!?
で、このまさにホラー小説を愛する人間なら必読の書(堂々471頁の大ボリューム!!)を編集された会津さんのもう一つの顔が世界のホラー&怪獣映画の超級コレクターであるスージー・アラビアさんなのです!!
そう、これまで当ブログ「超級龍熱」でも何度も映像(それも激レア物ばかり)提供者としてその名を連ねて来たスージー・アラビアさんこと会津さん渾身のアンソロジーである「怪樹の腕」、この機会に皆さんも是非手にとってみて頂きたい1冊です!詳しくはこちらにGO!!→http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488013066

闘神伝説〜李小龍?  『燃えよドラゴン』40周年記念アルテイメット盤発売!

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さて先週辺りからリーさん信者の間で盛り上がっております『李小龍マイブラザー』&『アイアム・ブルース・リー』の“ダブルドラゴン映画公開”ですが、既に私の元にも2作品の試写状が来ておりますし、この2作品に関しては近日中にこれら2作品を試写で鑑賞してから改めてジックリと取り上げたいと思っています。

さてさて、以前から噂になっていたワーナーの 『燃えよドラゴン』40周年記念アルテイメット盤のBlu-rayが6月11日(現地)に発売となるようです。このアルテイメット盤のスペック詳細はこちらをご覧下さい↓
http://www.movieweb.com/news/enter-the-dragon-40th-anniversary-ultimate-collectors-edition-blu-ray-debuts-june-11th

また気になるそのアルテイメット盤の特典ですが、以下のような内容です。

◦Commentary by producer Paul M. Heller
◦New Featurette No Way As Way
◦New Featurette The Return to Han's Island
◦New Featurette Wing Chun: The Art that Introduced Kung Fu to Bruce Lee
◦Interview Gallery featuring Lee's wife, Linda Lee Caldwell
◦Backyard Workout with Bruce Lee vintage piece
◦Curse of the Dragon vintage piece
◦Location: Hong Kong with Enter the Dragon vintage piece
◦Blood and Steel: The Making of Enter the Dragon vintage piece
◦Personal Profile Bruce Lee: In His Own Words vintage piece
◦Five trailers
◦Seven TV spots

まあ今回新たに収録される特典も幾つかあるようですが、個人的にはポール・ヘラーのコメンタリーも勿論興味深いんですが、どうせなら 『燃えよドラゴン』40周年を祝うべくローパーことジョン・サクソンとウイリアムスことジム・ケリーを招いて、あの2人の何とも軽いノリのキャラのまんまで音声コメンタリーとか収録して欲しかったなぁ♪
あとやはりと言うかヘンリー・ウォンの9時間メイキングは発見出来なかったのかな。だとしたら実に残念ですし、他にも昔からその存在が噂されていたイギリスのBBCが 『燃えドラ』撮影現場でリーさんにインタビューしている映像、あるいは以前から粗悪画質ながら出回っているリーさんが『燃えドラ』中国語バージョン用に撮ったと言われるリーさんが室内でキャットスーツを着込むカットやリーさんと鍾玲玲の会話シーン、ハンこと石堅のNGテイクなどの一連のアウト・テイク集も何処かにオリジナル・プリント(一説には呉思遠のシーゾナル・フィルムが一時期このフッテージの権利を持っていたとか)があるはずだし、これも今回のアルテイメット盤に是非とも収録して欲しかったですね・・・。
とまあそれこそ欲を言ったらキリがありませんが(苦笑)、いずれにしろ世界のアクション映画不滅の金字塔である『燃えよドラゴン』40周年記念アルテイメット盤、今から発売が楽しみです!!
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