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THIS IS 甄子丹(33) 「MOVIX三郷」で 『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』が衝撃価格上映!!

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さて、昨日は染野行雄さんからドニー兄貴信者にとっての朗報をお知らせ頂きました。今月5月11日から30日まで「MOVIX三郷」でドニー兄貴主演作品『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』が何と各100円(!)で上映されるそうです!!
こ、これってDVDレンタルと同じ金額なのに大スクリーンでドニー兄貴の大傑作2本が観られるって事なんですねー!!
詳しくはこちらの「MOVIX三郷」のHPをご覧下さい→ http://www.movix.co.jp/app/SMTT000000023_OSIRASE_12726.html
で、このHPを良く見ると・・・この『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』の“100円上映”の半券を持参すると、引き続き同館で5月31日から上映される王家衛導演作品『グランド・マスター』が通常料金から100円引きで観られるそうです♪これは中々やるねえ!?「MOVIX三郷」!!
既に国内でも高画質&特典収録のDVD&BDとしてソフト化されて久しい『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』ですが、それでも劇場の大スクリーンで観るドニー葉問の華麗かつ気迫漲る詠春拳の迫力と感動には遠く及ばないのは確かで、ここはドニー兄貴信者ならずとも都内近郊の方々は是非とも「MOVIX三郷」に馳せ参じようではないですか!!既に先売券も発売中との事ですのでお早めに!!
ちなみに「染野企業電影工作室」のHPもリニューアルされていて『李小龍マイ・ブラザー』の予告編なども観れます♪→ http://www.somenofilms.com/

トム・クルーズが19回目の来日!最新SF超大作『オブリビオン』来日記者会見、速報!

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昨日は渋谷で友人たちと恒例の食事会で楽しい時間を過ごしたんですが、その際に前から観たかった井上梅次監督、田宮二郎主演『怒れ毒蛇/目撃者を消せ!』(74)を頂いて感激♪
これでやっと先に観ていた続編の『撃たれる前に撃て!』(76)に出て来た田宮演じる小村刑事と汪萍の回想シーンの詳細が判るぞい。
あと虎さんというドニー兄貴信者の方が製作した「素敵な多角関係」という漫画同人誌も頂いたんですが、これがドニー兄貴と共演した武打星たちの色々なエピソードがそれは可愛い漫画と共に紹介されていて大変楽しく拝読しました♪虎さん、大切にしますね。ありがとうございました!

さて、昨日は都内の某ホテルで行われたジョセフ・コシンスキー監督、トム・クルーズ&オルガ・キュリレンコ主演によるSF超大作『オブリビオン』(13)の来日記者会見に行って来ました。
ハリウッドのトップスターであるトムの記者会見とあって、当然会場は満員&熱気ムンムン状態。
今回のトムはジョセフ・コシンスキー監督と共演女優のオルガ・キュリレンコ(スタイル抜群!しかも美しい!!)を伴っての記者会見出席となりましたが、最初の挨拶でもトムは「僕は今回で19回目の来日だけど、この美しい日本が本当に大好き!あと19回は来たいね♪」と終始ご機嫌の様子でした。
また質疑応答コーナーでのトムはマスコミから「トムさんはプライベートで予想不可能な出来事はありましたか?」と問いに「人生は何時も驚きの連続さ!」と軽くかわしたり、隣に座るオルガ嬢に悪戯っぽい視線を向けながら「映画の中でオルガと一緒にバイクで疾走するシーンがあるんだけど、時速70キロでバイクが走っているのにバイクが振動で揺れる度にオルガが僕の後ろから手を伸ばしてハンドルを掴むんだよ!もう殺されるかと思ったよ!(苦笑)」とジョーク交じりで撮影秘話を明かすと、すかさずオルガ嬢も「私は共演する男優さんには私の事を覚えていて貰おうと思って毎回何か印象に残る事をやるのよ♪でもトムとの共演はとても楽しかったわ!」とこれまた輝くような笑顔で答えてくれました。
あと寡黙で知的な佇まいのコシンスキー監督ですが、同じくマスコミから「この映画は『2001年宇宙の旅』と酷似しているシーンが多々ありますね?」のちょっと厳しい質問にも「確かにこの映画はキューブリック監督が『2001年宇宙の旅』で用いたスタイルを21世紀版にアップデートしている。あと実写撮影の風合いは『アラビアのロレンス』も意識しているよ」と冷静に答えていたのが印象的でした。
面白かったのがマスコミとの質疑応答が終わって、司会が私たちマスコミの後ろにいるムービー(映像媒体)向けのカメラに向かって手を振って下さい!とトムたち3人に頼んでいるのに、肝心のトムが壇上で他の2人とのお喋りに夢中で「えっ?僕に言ってるの?(笑)」と慌ててカメラに手を振るなんてシーンもありましたね♪
さあ、トム・クルーズ曰く「過去に見たことがない美しいSF映画」である『オブリビオン』は、今月31日から全国ロードショー公開との事です!!

「キネマ旬報」最新5月下旬号で、王家衛&『グランド・マスター』大特集!

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今週は本当に久々に鹿村泰祥さんとお電話でお話したんですが、相変わらずお元気そうで何よりでした。私も鹿村さんとご一緒したキングレコードの『怒れるドラゴン/不死身の四天王』DVDのオーディオ・コメンタリーは、今でも友人知人からお褒めの言葉を頂くんですが、また機会がありましたら鹿村さんにはジックリとお話を訊いてみたいですね。
さらに金曜日には都内某所で染野行雄さんとお茶させて頂いたんですが、これがまた『龍の忍者』の超レアなお話を聞かせて頂き大感激でした♪これは今度是非とも「超級龍熱」で「染野行雄が語る『龍の忍者』秘話」なんて企画で染野さんに直撃インタビューしたいぞ!っと決意も新たの龍熱でした♪

さて、今週有楽町の本屋さんにブラッと入りましたら、映画雑誌のコーナーでトニー・レオン葉問が表紙を飾る「キネマ旬報」最新5月下旬号を発見!
さらにその巻頭特集が「王家衛をおぼえているか!」と題した『グランド・マスター』大特集号↓でした。

インタビュー ウォン・カーウァイ(監督) カンフーの哲学を伝えたいと思った text by 佐藤久理子

トニー・レオン 古風な色気と強い表面張力 text by 芝山幹郎

チャン・ツーイー 片目で泣くヒロイン text by 川口敦子

イップマンとその時代 text by 岡崎由実

ウォン・カーウァイ 「一代宗師」への道

作品論 離散と流浪〜ウォン・カーウァイ的人生〜 text by 野崎歓

私は葉問自身と葉問が生きた時代背景を詳細に調べた岡崎由実さんの「イップマンとその時代」が面白かったんですが、確か岡崎さんとは18年ぐらい前に1度だけ何かのオフ会でお会いした事があったかと思いますが、ご本人もとても穏やかで知的な方でした。
そういえば「キネマ旬報」編集部には同じお名前の岡崎さんという香港映画に大変詳しい女性の編集者さんがいらっしゃるそうで、確か以前に「キネマ旬報」がリーさん特集号を出す前後に岡崎さんにお電話を頂きながら、結局はスレ違いになってしまったなんて事もありましたっけ。
今回の「キネマ旬報」の『グランド・マスター』大特集、王家衛初のクンフー映画監督作品も要因の一つにあるとはいえ、「キネマ旬報」がクンフー映画を特集(出来るなら本格派武打星の張晉や劉家勇にも触れて欲しかった♪)する事は中々ないので、ご興味のある方は是非書店で手に取ってみては如何でしょうか。
こちらが「キネマ旬報」の同特集号への直リンです→ http://www.kinejun.com/tabid/62/Default.aspx

“ブルース・リー愛”を体感せよ!『李小龍マイブラザー』&『アイアム・ブルース・リー』公開迫る!

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先日当ブログの「THIS IS 甄子丹」で告知しました「MOVIX三郷」で開催中のドニー兄貴主演作品『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』の100円ロードショーですが、当ブログで同イベントの告知を行った事を「MOVIX三郷」の関係者の方々も大変喜んで下さっているそうで、管理人の私も嬉しい限りです。まだまだ同イベントは開催中ですので、この“ドニー兄貴詣”にまだ行っていない“最後の本格派信者”の方は是非!!

さて、昨日は都内某所で『李小龍マイブラザー』と『アイアム・ブルース・リー』の試写に行って来ました。今回の試写日程中にこの2作品を同時に観られるのがこの日だけだった事もあり、私が会場に到着した辺りでもう続々と来場者が席に着いていましたね。
で、まずはリーさんの最新ドキュメンタリー『アイアム・ブルース・リー』ですが、私はこの作品は既に昨年字幕無しDVDで観ているのですが、改めて今回日本語字幕付きで観てみて、中々ユニークな出来に仕上がったドキュメンタリーだと思いました。
内容的には欧米の俳優&格闘家などにリーさんへの敬意を語らせているんですが、特に私が印象に残ったのがダン・イノサントが娘のダイアナ・リー・イノサントの「叔父(リーさん)が亡くなった時、父が泣くのを初めて見たわ!」とのコメントに続いて、イノサントが本当に悲痛な表情で涙を浮かべながら「ああ、あの時は涙が止まらなかった!」と語るシーン。ここは本当にリーさん信者にとって涙無しでは見られない・・・!(涙)。
あとリンダ夫人もリーさんが倒れた!との報に慌てて病院に駆け付けた時の様子を語っているんですが、リンダ夫人が亡き夫であるリーさんの死をこれだけ詳細に(かつ冷静に)語る映像は初めてではないでしょうか。
この『アイアム・ブルース・リー』、欲を言えば取材対象を欧米の関係者に限定しないで、最低でもドニー兄貴やジャッキーなど香港サイドのコメントも入れて欲しかったとの思いはありますが、リーさんの主演5作品(の名場面)を劇場の大スクリーンで観られる絶好の機会である事も含めてお薦め出来る1本でしょう。

この『アイアム・ブルース・リー』上映後に暫しの休憩タイムとなったんですが、私が劇場のロビーに出るとこの後に上映予定の『李小龍マイブラザー』の日本公開に尽力なさった染野行雄さんがいらっしゃっていて、そのお隣には俳優の堀田真三さん、あるいは大型アクション俳優の松田優さんなど錚々たる関係者の方々が顔を揃えていらっしゃいました。
その際に松田さんには先日に松田さんが某香港映画で共演した“香港映画最強の男”ことブルース・リャンの興味深い話を色々と聞かせて頂いたんですが、松田さん曰く「いや〜リャンさんは動きが本当に早かったですね!あとリャンさんてお洒落なんですよ♪」と何とも意外?なリャン秘話を聞いたりと、これはこの松田優&ブルース・リャン激突映画がさらに楽しみになって来ました♪

さて、続いてリーさんの実弟ロバート・リー制作総指揮にしてアーリフ・リーこと李治廷主演『李小龍マイブラザー』の上映となったのですが、本作の詳細については以前に当ブログで本作の初号試写のレビューをアップしていますので、よろしければそちらも併せてお読みください↓

http://blog.goo.ne.jp/dragonfever1127/e/39180310e9db678815fa09eb741ad4b8

私も久々に劇場でこの“リーさんLOVE”に満ち溢れた作品と再会して、恐らく世界中のリーさん信者でこの映画を好きにならない人間はいない!と断言しても良いほど、映画を観終わった後には本当に心温まる気持ちになれる作品となっています。
以前にも触れましたが、この『李小龍マイブラザー』は李振藩というアメリカ生まれの中国人少年が香港の比較的裕福な家庭で厳格な父と優しい母、そして何人もの兄妹たちに囲まれながらノビノビと育ち、やがて父の後を追い映画界に入り、美しい女性に恋をして、そして親友を救うためトラブルに巻き込まれ1人アメリカに旅立つまでを弟ロバートの視点と共にジックリと描いています。その劇中に登場するリー青年の微笑ましくもリアルなエピソードの数々は、肉親であるロバートだからこそここまで詳細に語る事が出来た、まさに貴重な“李小龍的映像資料”と言っていいでしょう。
またこの『李小龍マイブラザー』は、リーさんの自伝的作品であると同時に南派の代表的な武術である詠春拳を取り上げた本格的な“詠春拳電影”でもあります。それはリー青年が“香港宗師”葉問に弟子入りし、情熱的な修行の果てに、最強の学生ボクシング王者との2度に渡る対決でもリー青年に扮した李治廷がそれは迫力(怪鳥音も全開!)に満ちた詠春拳ファイトを披露している事からも明白でしょう。
その主演の李治廷に関していえば、私は『李小龍マイブラザー』での李治廷はリーさんよりもむしろリーさんの実息で今は亡きブランドン・リーこと李国豪に面影が似ているなぁ!と痛感したのですが、その辺りも皆さんには是非劇場の大スクリーンで確かめて頂きたいと思います♪
最後にこの『李小龍マイブラザー』は当初3部作の予定だったそうですが、映画のラストで『ドラゴンへの道』のテーマ曲が流れる中、夢と希望を胸にアメリカ行きの船に乗り込むリー青年の後姿のエンディングを観る度に、出来る事ならこの後の“李振藩的人生”の続きが是非観たかった!との強い思いに駆られるような、まさに珠玉のブルース・リー伝記映画でした。
ちなみにこちらが『李小龍マイブラザー』&『アイアム・ブルース・リー』の公式サイトです→ http://www.brucelee2013.com/

さあ、今月末にはロバート・リーの来日も決定しています!是非ともこの機会にこれら2本の“李小龍誠意献給電影”を劇場の大スクリーンで堪能しましょう!!

闘神伝説〜李小龍? 「超級龍熱facebook」連載中の「Talking死亡遊戯」、いよいよクライマックスへ!

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既に皆さんもご存じのように、ドニー兄貴があの『グリーン・デスティニー』の続編に出演を決めたようです。詳しくはこちら→ http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72460 
またはこちら→ http://3g.recordchina.co.jp/news.jsp?id=72415&type=
今回は原著から「鉄騎銀瓶(英題:Iron Knight, Silver Vase)」をベースとするようで、導演は袁和平、共演は前作に続いて楊紫瓊(拍手!)が予定されているようです。それにしてもドニー兄貴って本当に次々と話題作に主演が決まっていきますねー!もう本当に真の意味での世界的スーパースターになった感がありますが、ドニー兄貴には是非ともまた日本にも来て欲しいなぁ!って大好きなラーメン食べにはチョクチョク来てるみたいだけど(笑)。

さて、長らく「超級龍熱facebook」にて連載してまいりました「Talking死亡遊戯」ですが、いよいよ最大のクライマックスを迎えようとしております。
全20回を予定していましたこの「Talking死亡遊戯」、残すところラスト3回は以下のようなラインナップで進行しています。

第18回「五重塔の番人たち、新界野外ロケ映像に迫る!」
第19回「“黄面虎”から“死亡的遊戯”へ、その日“虎殿”で何が起こったか!?」
第20回「What is Game of Death?」

先日第19回として「“黄面虎”から“死亡的遊戯”へ、その日“虎殿”で何が起こったか!?」と題しまして、現在全てのリー信者にとって“最強最後の未公開映像”として最も熱い注目を集めている“虎殿”におけるダン・イノサントvs田俊&解元の“丸太戦”を徹底検証しています。
恐らくいま現在この『死亡遊戯』の“丸太戦”に関してこれ以上の徹底検証は不可能!と言っても良いほどギリギリ限界まで気合いの入った考察を行っておりますので、リーさん&『死亡遊戯』信者の方は是非是非ご覧になって頂ければと思います。
それにしても以前にも当ブログで大変なご好評を頂いた『死亡遊戯』特集企画「GOD is Back!」もそうでしたが、こと『死亡遊戯』の特集となると私自身も皆さんと同じく本当に熱く熱く燃え上がりますねー!まさに『死亡遊戯』こそ私、龍熱にとって“永遠不滅のドラゴン映画”なのです!
というわけで、「超級龍熱facebook」にて好評連載中の「Talking死亡遊戯」、どうぞよろしくお願いします!!

「超級龍熱facebook」アドレス→ http://www.facebook.com/chino.jiro?ref=tn_tnmn#!/chino.jiro

“THE BEAST”怒りと悲しみの暴露本!ボブ・サップ著「野獣の怒り」を読んで

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最近本当に久々に中古VHSを救済。それがIFD作品の『ソルジャー・ターミネーター/特攻人間兵器』(89)なんですが、よくこんなZ級の戦争アクション映画が中古ビデオ屋の片隅に残ってたねー!ってもう都内でも中古ビデオ屋なんて数件しかないけど(苦笑)。
でもこの『ソルジャー・ターミネーター/特攻人間兵器』ってIFD作品の中でも極端に知名度が低いせいか激レア状態で、私もこれまで1度も現物にお目にかかった事がなかった事もあって微妙に救済が嬉しかったりします♪あとジェフ・スピークスマンの某日本語吹き替え版も一緒に救済したぞっと(涙)。

さて、最近前から気になっていた格闘家の“THE BEAST”ことボブ・サップの自伝&暴露本「野獣の怒り」(双葉社)を購入して読んでいます。
今日までにあの有名なアムステルダムでのアーネスト・ホースト戦の“試合ボイコット事件”の真相に始まり、サップの幼少から大学時代、NFL参入、WCW入りから衝撃のK1参戦、そして日本での一大サップ旋風の辺りまでを読んだのですが、これは中々読み応えがありますね。
私が特に面白かったのがサップのジョシュ・バーネットや谷川貞治の人間性に対する痛烈な批判や、サップのベストバウトと言われているアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦でのサップの何とも憎めない試合中のエピソードで、これは本の後半部分のK1とのドロ沼闘争の辺りが楽しみになって来ました♪
あと私が意外だったのが本の中でサップが「俺はプロレスが大好きだ!特に新日でIWGPヘビー級タイトルを奪取した時は最高に嬉しかったぜ!」と語っている部分で、確かにサップって総合やK1で試合している時よりもプロレスのリングで試合している時のほうがノビノビと闘っている印象がありましたね。中でもサップと“野獣”中西学の試合なんて、2人の個性が素晴らしくスイングしてて本当に面白かったもんねー!
恐らくは日本で最も有名な外人格闘家であるボブ・サップが赤裸々に自らの波乱に飛んだ人生を語った自伝「野獣の怒り」、ご興味のある方は一読されてみては如何でしょうか。↓ http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784575305111

DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス/至高の名勝負コレクション」Vol.42を初購入!!

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さて、ここのところ格闘技ネタが続く「超級龍熱」ですが♪、先日DVD付冊子マガジンとしては異例の大ヒット商品となっている新日本プロレスの過去の名勝負(ノーカット収録!)をシリーズで発売(何と現在までに第43巻まで発売!)している「燃えろ!新日本プロレス/至高の名勝負コレクション」のVol.42「アウェーの興奮、魅惑の海外マッチ」を今回初めて購入してみました。
私がこの「燃えろ!新日本プロレス」をこれまで1度も購入しなかった理由は簡単で、このDVDマガジンに収録されている新日の試合は過去に本放送された際に殆どビデオ録画しているからでした。ただ今回このVol.42の「アウェーの興奮、魅惑の海外マッチ」に収録されている4試合(ブラジルでの猪木vsアンドレ・ザ・ジャイアント戦、韓国での猪木vsパク・ソンナン戦、メキシコでのタイガー・ジェット・シンvs猪木戦、そしてニューヨークでの藤波vsチャボ・ゲレロ戦)の中では、UWA世界ヘビー級タイトル戦として行われたシンvs猪木戦だけは当時録画出来なかったので、これは是非購入しよう!と今回の初購入となった次第です。
特にこのシンとアントン猪木のUWA世界戦は反則裁定ながら猪木がシンからUWA世界王座を奪取するという大変貴重な試合でもあり、改めてこの試合の収録は“昭和プロレス信者”としては大変嬉しい限りです。
最後にアントンの海外での試合だと、同じくメキシコで行われた猪木が保持するNWFヘビー級王座にエル・カネックが挑戦した試合も当時撮り逃していて、これは今も探しています。まあアントンの何とかDVD-BOXとかには収録されているんですが、流石にこの1試合だけのために10万円払うのは難しいので、この猪木vsカネック戦の入手も今後の課題ですね♪因みにこのアントン猪木vsカネック戦、日本ではアントンの勝利での防衛と報道されていますが、現地メキシコでは引き分け防衛(!?)とされている何とも不思議な“ワケありマッチ”であります(苦笑)。
こちらが今回の号を紹介する「燃えろ!新日本プロレス/至高の名勝負コレクション」のHPです→ http://weekly.shueisha.co.jp/moero/vol42.html

ラスロックvsジェフ・ファルコン激突!胡慧中&羅芙洛主演『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』

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昨日は都内某所で久々に西冬彦監督とお会いしていたんですが、いや西監督は相変わらずエネルギッシュに次回作品のビジョンを熱く語っていましたね。で、私と西監督が目的地に到着するまでジャッキーの最新作『ライジング・ドラゴン』談義(♪)に花を咲かせていたその時!私の目の前に何処かで見た屈強な男性の姿が!そうです!その男性こそあの西冬彦作品『黒帯』でド迫力の空手アクションを見せた日本空手協会総本部の中達也師範です!!
すぐにその場で西監督が中師範をご紹介して下さった事もあり、私は中師範とガッチリと握手させて頂きましたが、いや素顔の中師範は本当に礼儀正しくて爽やかな方でした!私は『黒帯』を観て以来、是非とも中師範には1度お会いしたいと思っていたので本当に感激でした♪西監督、中師範、本当にありがとうございました!押忍!

さて、昨日は部屋の片隅の棚にギッチリ収納している韓国クンフー映画のVHS群がいよいよ棚に入りきらなくなったりで、何とかそれを整理整頓している内に成龍製作、錢昇瑋導演、そして胡慧中&羅芙洛主演『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』(88)のポニー・キャニオン版VHSが出て来たので思わずそのまま鑑賞♪
映画としてはこの当時ちょっとだけ流行った(苦笑)女特殊部隊物の言わば先駆け的作品で、その“レディ・スクワッド”たちの面子も教官役の胡慧中と隊長役の羅芙洛に加えて隊員の恵英紅(拍手!)、柏安妮、今は亡き簡慧珍、陳雅倫、李佩玲、そして1人コメディアンヌとして奮闘の吳君如など中々の豪華演陣ですね。この女性特殊部隊に序盤から中盤にかけて馮淬帆率いる男性特殊部隊の飛虎隊が両チームの特訓シーンなどでコミカルに絡む形で、それはナンセンスなギャグが延々と展開されていきます(トホホ!)。
ただ中盤から国際警察から教官として派遣された羅芙洛が画面に登場する辺りから劇中のアクション・シーンが俄然ヒートアップ!!特にクライマックスのレディ・スクワッドvsジェフ・ファルコン率いる宝石強盗団(その部下にこれまた今は亡き成奎安、黎強權、米奇と実にマニアックな顔触れ!ついでに画面の端々には火星や許冠英の姿も)の大乱戦では鷹爪功を駆使する羅芙洛vs猿拳を駆使するジェフ・ファルコン!さらには2人の怒涛のウェポン・バトル!というまさにマニア号泣の一騎打ちが実現!それを観た龍熱も思わず大興奮!
いや〜それにしてもこの時期のラスロックの連続廻し蹴りは本当に豪快かつパワフルで見応え十分だなー!まさに羅芙洛ことシンシア・ラスロックこそ香港クンフー映画史上最強の白人女武打星でしょう!(って個人的には「Facebook朋友」のソフィア・クロフォードもナイスだけど♪)
残念ながらこの『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』は続編のパート2と共に国内ではDVD化されずに終わっていますが、劇中のアクションを成家班が担当しているだけに恵英紅や羅芙洛が披露する数々のクンフー・ファイトは見事な完成度に仕上がっていますので、もし中古VHSマーケットで見かけた際は即ゲットをお薦めします。ちなみに今回私がレビューに使用したポニー・キャニオン版VHSのジャケット解説は宇田川幸洋さんが担当なさっていて、それは充実の解説をお書きになられていましたね。
またこれは余談ですが、この『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』でも圧巻のクンフー&ウェポン・ファイトを見せていた本格派白人武打星のジェフ・ファルコンですが、あれは確かファルコンが『シックス・ストリング・サムライ』(98)の宣伝を兼ねて来日した際に町山智浩さんのご好意でファルコンとの食事会に私も呼んで頂いていたんですが、その時に間に入った編集者の取り次ぎが旨くいかなくて結局ファルコンには会えずに終わったなんて残念な事もありましたね。

闘神伝説〜李小龍? ブルース・リー実弟、ロバート・リー来日!〜熱狂の完成披露試写会編〜

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さて、昨日はいよいよ公開が迫って来た『李小龍マイ・ブラザー』の日本公開を記念して、都内はスペース汐留で開催された同作品の完成披露試写会に行って来ました。小雨降る中、私がスペース汐留に到着すると既に同会場前の長い階段には幸運にも今回の試写会の抽選に当選した観客の方々が長蛇の列を成していました。
私は今回の試写会には「染野企業電影工作室」の染野行雄さんのご好意で鑑賞となったのですが、私がまだ開場前のロビーに入っていくと・・・既にそこではマスコミによるロバート・リーさんと中川翔子ちゃんの囲み取材が行われていて、翔子ちゃんが直筆のリーさんイラストをロバートさんにプレゼントしたりとかなり盛り上がっていました。
私はこの時初めて生で李振輝ことロバート・リーさんを見たのですが、実に洗練された雰囲気でスーツ姿も颯爽とした笑顔がチャーミングな男性!との印象を持ちました。
また当日は私もロバートさんの長年の友人でもある染野さんにお願いしてロバートさんご本人と対面させて頂く事になっていたのですが、今回の来日ではロバートさんのスケジュールが大変タイトだとの事もあって、試写会が始まる前にロビーでお会いした染野さんからは「龍熱さん、もしかしたらロバートに会うのはまた次の機会になるかもしれないよ。でもとりあえず席に戻っていて下さい!」と伝えられ、そのまま席に戻りました。
実は今回私がロバートさんにどうしてもお会いしたい理由の一つに、一時期ロバートさんが所有していたあの『死亡遊戯』のフォト・セッション映像に関して何とかロバートさんに直接質問したい!との願望があったからでした。もしかしたら今回の機会を逸したらもう2度とロバートさんに『死亡遊戯』のフォト・セッション映像について訊くチャンスはないかも知れない・・・・そんな事を悶々と考えながら私は目の前で始まろうとしているロバートさんの舞台挨拶を見ていたのでした。
で、今回多くのリー信者が楽しみにしていたロバートさんの舞台挨拶ですが、これが大変素晴らしい構成のイベントになっていて、特別ゲストの翔子ちゃんもロバートさんの隣で超ハイテンション(♪)でしたし、ロバートさんがリーさんが生前愛用していたピエールカルダン(!!)の靴を披露したり、リーさんのソックリさん(何とリーさんのマスク着用!)がヌンチャク・アクションを見せたり、そのソックリさんのダンスを見たロバートさんが「君のダンスはチャチャチャじゃなくてチャールストンだよ。僕が兄が踊った本当のチャチャチャを見せるよ!」と言い放つや、その場でロバートさんがリーさん直伝(?)のチャチャチャを踊りだすと、もう場内の観客は大興奮!!!それこそロバートさんを中心に会場全体がまさに一つになるような本当に充実した楽しい舞台挨拶でした。この舞台挨拶の詳細はこちらでも見る事が出来ます↓ 
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0530/hwc_130530_7199045098.html

そして舞台挨拶の後には、ロバートさん原案&総指揮による『李小龍マイ・ブラザー』の上映が始まり、私もこの映画が大好きな事もあって、ついついスクリーンに見入っていると・・・私の後ろから誰かが私の肩を「ポンポン!」と叩きました。私が思わず振り返ると、そこには染野さんの秘書の高原さんが立っていました!
戸惑いながらも真っ暗の場内で席を立った私は手招きする高原さんと共に無人のロビーに出ると、高原さんはそこで私にこう言いました。「龍熱さん、そろそろロバートさんがお帰りになられるので、ロバートさんにお会いになるなら今です!」ロバートさんに会える!?リーさんの実の弟さんに会える!?私は突如やって来た“世紀の闘神の実弟”との対面に逸る気持ちを抑えながらも、高原さんの誘導でロバート・リーさんの待つ控え室へと向かうのでした!!!果たして私、龍熱はロバート・リーさんに長年熱望し続けて来た『死亡遊戯』フォト・セッション映像について訊く事が出来るのか!?それは「闘神伝説〜李小龍」第9回にして「ブルース・リー実弟、ロバート・リー来日!〜直撃!死亡遊戯:試鏡編〜」を待て!!

闘神伝説〜李小龍? ブルース・リー実弟、ロバート・リー来日!〜直撃!死亡遊戯:試鏡編〜

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お待たせしました!前回の「ブルース・リー実弟、ロバート・リー来日!〜熱狂の完成披露試写会編〜」からの続きとなりますが、高原さんの案内で私がロバートさんの控え室に入ると、いきなり目の前にロバート・リーさんが立っていました!勿論本人です(当たり前♪)。
その時の控え室は完全に関係者の方々だけで、ロバートさんの隣の染野さんが「こちらの龍熱さんは香港クンフー映画の評論家です!」とロバートさんに私をご紹介して下さり、それを聞いたロバートさんも英語で「オオ〜!そうですか!よろしくお願いします!」と私に笑顔を見せて下さいました。
私はその時「ハロー!“ミスター・リー”お会いできて嬉しいです!」と同じく英語で挨拶しロバートさんとガッチリ握手したのですが、私もこの時思わず自分がロバートさんを“ミスター・リー”と呼んだ事で、いま自分がリーさんの弟さんと対面している事を改めて実感しました。
また今回ロバートさんが自分に帯同する通訳を中国語ではなく英語が堪能な通訳を希望したという事も、ロバートさんが私に対してそれは流暢かつ完璧な英語を話されるのを目の当たりにして私も十二分に納得したのでした。
さて、和やかに挨拶を交わしたロバートさんと私に染野さんがそれぞれ椅子を用意して下さった事もあり、私とロバートさんはお互いに向かい合う形で座りました。さあ、ここからいよいよロバートさんと私との一問一答をほぼノーカットでお届けします!

龍熱「『李小龍マイブラザー』素晴らしかったです!私はこの映画が大好きなんです」
ロバート「おお、それはありがとう♪」
龍熱「ロバートさんも昔に台湾で『錦標』(78)というボクシング映画に主演していますね?」
ロバート「ええっ?ごめんなさい、何と言う映画ですか?」
龍熱「女優の恬妞さんと共演した『錦標』という映画なんですが」
ロバート「あ〜はい、ありましたね!」
龍熱「あと私は以前『幻のビデオ〜ブルース・リー秘伝:截拳道への道』というビデオで『死亡遊戯』のフォト・セッションの映像を観ました」
ロバート「・・・・・(頷きながら黙って私の話を聞いています)」
龍熱「このビデオではお兄さんのブルース、ジャバール、田俊の3人がスチール撮りしている様子がモノクロ映像で5分ほど収録されていました」
ロバート「あの『死亡遊戯』のフォト・セッションの映像は1969年に香港で撮影されたんだよ」
龍熱「1969年・・・ですか?えっとあのフォト・セッションの映像は全部で何分あるのですか?」
ロバート「あれは結構長いフッテージでね、確か30分(!!!)はあったと思うよ」
龍熱「30分ですか!ロバートさんはその『死亡遊戯』のフッテージを今でもお持ちなんですか?」
ロバート「いや、もうリンダ(リーさん未亡人)に返却したよ。もし今も持っていたら君にも見せてあげたかったんだけど」
龍熱「そうでしたか・・・」
ロバート「そうそう、あの『死亡遊戯』のフォト・セッションは私が撮影を担当したんだよ!」
龍熱「ええっ!?じゃああのスーパー8(ミリ)の映像はロバートさんがカメラマンだったんですか!?」
ロバート「そうだよ(ニッコリ♪)」

まずロバートさんの『死亡遊戯』のフォト・セッションは1969年に撮影されたとのコメントですが、これは明らかにロバートさんの記憶違いで、実際には1972年です。ただ『死亡遊戯』のフォト・セッション映像の収録時間が約30分間だったとの証言は、私は以前フォト・セッションの収録時間は約40分と聞いていたので、今回のロバートさんの証言でフォト・セッション映像の全貌がより正確かつリアルな事実として明らかになったわけで大変貴重なコメントでしょう。
さらにロバートさんが『死亡遊戯』のフォト・セッション映像をリンダ・リーに返却したとのコメントですが、これも私は以前からロバートさんが『死亡遊戯』のフォト・セッション映像とバックヤード・フッテージ(リーさんが自宅の庭でコバーン、ジャバールらとトレーニングしている様子を収めたモノクロ音声入り映像)をリンダさんに返却したらしいと聞いていたので、改めてロバートさん本人からその事実を聞く事が出来た事で、現在『死亡遊戯』のフォト・セッション映像を誰が所有しているかが判明した事も含めて貴重な証言となりました。
そして『死亡遊戯』のフォト・セッション映像を当日ロバートさんが撮影していたとの証言ですが、これは私は初めて聞きました。以前に『死亡遊戯』のフォト・セッション映像を収録した8?カメラがロバートさん所有のカメラらしいとの情報は聞いていましたが、まさかロバートさん自身がフォト・セッション映像の撮影者だったとは本当に驚きでした!
またこれは余談ですが、リーさんの超級マニアのTさんの情報によると、この『死亡遊戯』のフォト・セッション映像はベータのテープに収まれているそうで、恐らくは72年にロバートさんによって8?で撮影されたフッテージを後にベータのテープに変換コピーされた物が現在リンダさんの手元に保管されていると考えていいでしょう。
それにしても『幻のビデオ〜ブルース・リー秘伝:截拳道への道』で僅か5分間観る事が出来る『死亡遊戯』のフォト・セッション映像が、実際にはまだ25分間(それもリーさん肉声入りで!)も撮影されていたとは!!これは私たちの“『死亡遊戯』探しの旅”はまだまだ終わってはいないようです!!

ロバートさんに念願だった『死亡遊戯』のフォト・セッション映像に関して色々と訊く事が出来た私ですが、まだ少し時間があったのでこの日のためにちゃうシンイチーさんに資料を提供して頂いた昔にロバートさんが企画&主演しようとしながら企画倒れに終わった“幻の作品”『ビッグ・シークレット』について訊こうと思いながらも、私が何気に持参したロバート・リーさん熱唱の「兄ブルース・リーに捧げるバラード」のEPレコード(その表ジャケットは『ドラゴンへの道』でヌンチャクを構えるリーさんの写真の左下に小さくロバートさんの写真が載っているデザイン)を取り出すと、それを見たロバートさんは突如ハイテンション状態になり、私の手からEPレコードを受け取ると傍らの染野さんに「染野さん、これ見て!ここに写ってるのが僕だよ!ほら!」と大喜びして下さいました!私がそのロバートさんのリアクションに戸惑っていると、ロバートさんの示す「兄ブルース・リーに捧げるバラード」のEPレコードを染野さんやその場の関係者の方々も次々と手に取りながら「ほぉぉ!やっぱり龍熱さんは色々持ってるんだなぁ!」と、控え室はちょっとした盛り上がり状態となったのでした♪
こうしてロバートさんから「兄ブルース・リーに捧げるバラード」のEPレコードを受け取った私は、そのEPレコードにロバートさん直筆のサインを入れて頂き、ロバートさんと一緒にツーショット写真を撮って頂くと、わざわざ私とロバートさん対面の時間を作って下さった染野さんにお礼を申し上げ、その場を後にしました。
そして私は最初から最後まで私に対して終始笑顔で接して下さり、さらにはいきなりの『死亡遊戯』の質問にも真摯に答えて下さったロバートさんに深く感謝しながら、別れ際にロバートさんにこう伝えました。「ロバートさん、私が初めて観たお兄さんの映画が『燃えよドラゴン』でした。今日こうして貴方にお会い出来て大変光栄でした!」。ロバートさんはその私の言葉を聞くと、頷きながら静かに一言「サンキュー!」と笑顔を返して下さいました。
ロバートさんとの感激の対面を終えた私は再び無人のロビーを引き返すと、まだ『李小龍マイブラザー』を上映中の劇場に戻り自分の席に座りました。その時、劇場の大スクリーンでは奇しくも李治廷演じる主人公リーさんが弟のロバート相手に詠春拳の特訓を行っているシーンが映し出されていました。私はそのブルースとロバート兄弟の微笑ましくも真剣な特訓シーンを見つめながら、心の中で銀幕の中のリーさんに向かってこう語りかけていました。

「リーさん、いま貴方の弟さんのロバートさんに会って来ました。握手した時のロバートさんの手は大きくて温かかったですよ♪」

最後になりましたが、今回私との“男の約束”を守って下さった染野行雄さん、お忙しい中私をロバートさんの控え室まで誘導して下さった高原圭子さん、「アンプラグド」の宮村礼子さんに厚くお礼申し上げます。この方々のご厚意があったからこそ私は今回ロバートさんとお会いする事が出来ました。本当にありがとうございました。
そして“世紀の闘神”ブルース・リーの実弟、ロバート・リーさんこと李振輝さんに心から感謝します。ありがとうございました!!

「読売新聞」のインタビュー取材で『李小龍マイ・ブラザー』や『死亡遊戯』を語って来ました!

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昨日は以前に購入したカート・アングル&シッド・ビシャス主演の未公開B級ホラーアクション『Death from Above』のDVDを観たんですが、これが本当にB級テイスト全開の映画でしたねえ(爆笑)。でも私はこの手のB級アクションは大好きなので、結局は最後まで楽しんで観てしまいました♪
あとこれまた最近入手した激レア武侠片『獨臂神尼』に関しては機会を見てレビューする予定ですので、暫しお時間下さいませ。

さてさて、先週になりますが、都内某所で「読売新聞」のインタビュー取材を受けまして、これからいよいよ劇場公開となる『李小龍マイ・ブラザー』の話題を中心にリーさんことブルース・リーについて熱く語って来ました。今回、私にインタビュー取材を申し込まれたK記者には、今から10年ほど前にもキングレコードから邵氏公司DVDがリリースされる際に取材を受けたのですが、私もK記者とは久々の再会とあって大変楽しい取材タイムとなりました。
実はK記者も先週来日中だったロバート・リーさんに取材で会われたそうで、この日は私もK記者からロバートさんとの取材時のやり取りを色々と訊かせて貰ったのですが、これが大変興味深いエピソードばかりで面白かったです。
ただ当初はこの日の私への取材テーマはロバートさん&『李小龍マイ・ブラザー』が中心だとばかり思っていたのですが、途中からK記者が『死亡遊戯』の“丸太戦”や“新界野外ロケ”に関してもかなり突っ込んで質問して来たのにはちょっとビックリというか嬉しかったですね♪
他にもK記者は昨年私が映像提供しました『死亡遊戯』の東宝東和バージョンを収録したブルーレイ盤に関しても質問して来たりと、前回の邵氏公司DVDの取材の際にも思ったのですが、このK記者は相当の香港クンフー映画の強者、つまりは“龍熱者”である事が判り、いやはや大いに感嘆しました!!

私もまさか天下の「読売新聞」の取材で『死亡遊戯』の未公開映像についてここまで熱く語る事になるとは予想していませんでしたが、果たしてどの程度私が語った事柄が掲載されるかは判りませんが、これは今から「読売新聞」の発売が楽しみです。
考えてみれば、私も最近は大島由加里さんやロバート・リーさんといった大物インタビューが続いた事もあり、今回のように逆に自分がインタビューをされる側になるのも意外に楽しかったです♪この私の「読売新聞」によるインタビュー取材の模様は、K記者のロバート・リーさんのインタビュー記事と一緒に6月14日発売の「読売新聞」朝刊に掲載予定との事ですので、是非チェックして頂ければと思います!!

パラマウント&ツインから伝説の邵氏片『少林寺三十六房』三部作がBlu-ray盤で初リリース!!

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さて、先週7日になりますが、パラマウント&ツインからあの伝説の邵氏兄弟公司作品である『少林寺三十六房』、『続・少林寺三十六房』、『新・少林寺三十六房』の3本がBlu-ray盤として初リリースとなりました。
言うまでもなく『少林寺三十六房』は、劉家良&劉家輝の黄金義弟コンビが世界に誇る少林寺映画の最高峰で、特に若き日の三徳に扮した劉師父が少林寺堂内で繰り広げるユニークかつ斬新な特訓シーンは、今こうして見直してみても十分に説得力がありますね。
また間接的な続編である『続・少林寺三十六房』は、前作よりもコミカル・テイストが増していますし、劉師父扮する主人公が最初は意図不明の特訓に戸惑いながらも、少しずつ“搭棚クンフー”を収得していくプロセスは圧巻の完成度です。
そして『新・少林寺三十六房』は、劉師父が再度三徳和尚に扮し、暴れん坊の方世玉(演じるは劉家班の秘蔵っ子武打星小侯!)を時に厳しく時に優しく鍛え上げていくという、まさに“洪拳宗師”劉家良の名に恥じない本格的な武打片に仕上がっています。

今回リリースされた3本のBlu-ray盤では、『少林寺三十六房』と『続・少林寺三十六房』のジャケット解説に以前に同作品がDVDでリリースされた際に私が執筆しました解説がそのまま使用されていますし、同Blu-ray盤の映像特典に収録されています劉師父の来日インタビューの聞き手も私が担当していますので、この機会に是非ご覧になって頂きたいと思います。
ただ今回のBlu-ray盤に映像特典として収録されたインタビューで、あの穏やかで明朗な表情で私の質問に答える劉師父の当時の元気な姿を見る度に・・・改めて現在脳梗塞に倒れ闘病生活を送る劉師父の胸中を考えると本当に心が痛む思いです。
でも現在リハビリに励んでいる劉師父も、その自分が武打星としての全盛時代に主演したこれらの光り輝く邵氏作品をそれこそ1人でも多くのファンの方に何度も何度も観て貰う事で、自分の若き日の雄姿を何時までも思い出していて欲しい!ときっと願っているのではないでしょうか。
そう、『燃えよドラゴン』と共に世界で最も有名な香港クンフー映画である『少林寺三十六房』、そして『続・少林寺三十六房』と『新・少林寺三十六房』がいま再び最高級画質のBlu-ray盤で甦ります!!因みにこちらがパラマウントさんの特設サイトへの直リンです→ http://dvd.paramount.jp/fortunestar/

最後に今回これらの『少林寺三十六房』シリーズBlu-ray盤を快くご提供頂いたツインの加畑さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。

パラマウント&ツインから邵氏片『少林寺vs忍者』と『霊幻少林拳』もBlu-ray盤で初リリース!

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ついつい観てしまった昨日のAKB48の総選挙ですが、まさかの1位に私もビックリでした♪でも麻里子様の卒業もちょっと寂しいですね。
あと最近はDVD付き冊子「燃えろ!新日本プロレス」を何だかんだ言いながらも次々と購入していまして(苦笑)、昨日も私の大のお気に入りだったジュニア時代のドラゴンこと藤波辰巳特集を購入。特にラストに収録された阿修羅原とのWWFジュニア戦の試合後にドラゴンがリング上で発した“魂の叫び”に思わず感動してしまった龍熱がいたりします♪

さてさて、前回の『少林寺三十六房』三部作に引き続きまして、同じく先週7日にパラマウント&ツインから邵氏兄弟公司作品にして劉家良導演作品である『少林寺vs忍者』と『霊幻少林拳』もBlu-ray盤で初リリースとなり、私も早速に鑑賞してみました。(ツインの加畑さん、ありがとうございます!)
特に『少林寺vs忍者』に関しては、まだVHSが全盛だった時代においても国内で唯一ソフト化(ワーナー発売による英語版でしたが)を果たしていた邵氏公司作品だったわけで、今回その劉家輝&倉田保昭主演による香港クンフー映画の大傑作が改めてBlu-ray盤として初リリースされる事は大変喜ばしい事です。
また私がこの『少林寺vs忍者』を大傑作と推す理由は以下の3つにあります。
まず1つ目はこれまでも映画やドラマで数多く製作されてきた日本と中国の歴史や習慣の違いから生じる“文化摩擦”を描きながらも、決して一方的に日本側を悪に描いていない事。2つ目は劇中で披露される中国武術&日本武道の連戦形式の真っ向勝負がまさに観ている側が思わず「うおおおおお!」と何度も嬌声を上げてしまうほどの素晴らしい完成度である事。そして3つ目がこの『少林寺vs忍者』が“闘い”をテーマとした本格的なクンフー映画でありながら、映画の最初から最後まで主要な登場人物が1人も殺されたりしない事。特に3つ目のポイントは導演の劉家良の本作に対する清々しいまでの熱き思い入れとプライドが感じられますし、それがこの映画のあの余りにも感動的なラスト・シーンに繋がっている事は明らかでしょう。
またもう1本の『霊幻少林拳』ですが、この映画も香港映画初のコメディー・ホラー映画として香港映画の長き歴史に名を刻む作品であるばかりか、本作の存在があったからこそ後の『霊幻道士』シリーズがある事は明白なわけで、これまた香港クンフー映画の名伯楽である劉家良師父の“パイオニア精神”には脱帽せざるを得ないでしょう。
それにしても、以前にキングレコードからこの『霊幻少林拳』がDVDでリリースされた際にも私がDVDのジャケット解説を執筆したのですが、当時も解説文を書きながら・・・まさかこれら『少林寺vs忍者』や『霊幻少林拳』などの邵氏兄弟公司作品が日本語字幕付きで観られる時代が本当に来るとは!とまさに万感迫る思いだったのを今でも鮮明に覚えています。
ちなみにこちらがパラマウント&ツインの特設サイトでの『少林寺vs忍者』や『霊幻少林拳』Blu-ray盤への直リンです→ http://dvd.paramount.jp/fortunestar/

DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」Vol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」を購入する!

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今週、ちょっと前にオリジナルVHSを入手したまま放置状態だったエルトン・チョンこと鄭真化主演の韓国現代アクション『八道双ラッパ』(87)を観てみたんですが、これが本当にあの『少林寺厨房長』シリーズの鄭真化主演作品?と戸惑うほどシリアス・タッチのアクション映画でビックリでしたね。エルトンも劇中では相変わらず豪快な連続キック技を見せていますが、私が何よりも唖然としたのが悪役の李康助の濃厚なベッドシーンでした(トホホ!)。
そういえば、そろそろ「熱風!韓国LEGENDS」も更新しようかと思っているんですが、さてさてどんな韓国テコンドー映画にしましょうか・・・?

さて、最近はまたしても“昭和プロレス”がマイ・ブームで、先日も大人気DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」のVol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」を購入しました。
タイトルからも判るように、この号では“炎の飛龍”藤波辰巳(当時)のジュニア王者としての全盛期の5試合をピックアップして収録しています。
まあ私はドラゴンのジュニア王者時代の全テレビマッチを収録したDVDボックスも持っているんですが、それでもこのDVDマガジンに封入されるドラゴンのジュニア時代のコラム&写真が掲載された小冊子も欲しいし、何てたってDVD付きで絶った1600円だし、と結局は購入してしまいました(苦笑)。

(1)vsカルロス・ホセ・エストラーダ戦。ご存知ドラゴンの出世試合となったニューヨークはMSGでのWWWFジュニア戦。私はこの試合は当時特報&本放送共にリアルタイムで観ましたが、ドラゴンがフィニッシュで放ったドラゴン・スープレックスの衝撃はそのドラゴンの完璧過ぎるブリッジと共に本当に衝撃的でした!でも後にドラゴンが自伝で書いてましたが、タイトル奪取して勇躍控え室に帰って来たドラゴンを待っていたのがレスラー仲間たちの「何だ、お前は?あんなデンジャラスな技やりやがって!」というそれは冷たい視線だったそうです(汗)。

(2)vs剛竜馬戦。ジュニア版の猪木vsストロング小林として当時大変な盛り上がりを見せた試合です。この試合も当時リアルタイムで観ましたが、終盤のロープ際での剛のジャーマン・スープレックス爆発からフィニッシュのドラゴンのドラゴン・スープレックスからジャーマン・スープレックスの切り返しは素晴らしい攻防で、このドラゴン独自のスリリングかつスピーディーな闘い振りは師匠のアントンにも真似出来ないファイト・スタイルでしたね。ちなみに剛は後年にドラゴンから僅か2日間だけですが、WWFジュニア王座を奪取する快挙を遂げています。

(3)vsエル・カネック戦。この試合は以前にカネックが犯した“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の決着戦として行われた試合で、当日ドラゴンが足を負傷していた事もあってそれなりに白熱の試合となりましたが、個人的にはそれほど好きな試合ではないんですね。
だってドラゴンvsカネックっていったら、上述の“タイトル戦当日敵前逃亡事件”の前の週にテレビ放送された2人の45分1本勝負の前哨戦!これがもう最高のボルテージとなった試合で、この試合の発掘こそが私のライフワークなのだ!(苦笑)。

(4)vsダイナマイト・キッド戦。“爆弾小僧”との2度目のタイトル戦ですが、この試合もキッドの容赦ない攻めにドラゴンが流血!大ピンチとなり、最後は回転足折り固めでドラゴンの辛勝・・・なんですが、私としては「この2人の試合ならもっと盛り上がって良いはず!」とちょっと不満が残る試合です。どうも私はドラゴンがフィニッシュ技として好んで使ったこのジャパニーズ・レッグロールクラッチという技が余り好きではないせいか、この技でドラゴンが勝った試合は自然と評価が厳しくなるようです(苦笑)。

(5)vs阿修羅原戦。この「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」DVD一番の目玉がこの試合です!当時まだ存続していた国際プロレスと新日本プロレスの対抗戦として行われたこのタイトル戦ですが、もう試合は終始ドラゴンが阿修羅をリードしながら引っ張り続ける展開で、阿修羅が盛んに見せる張り手の挑発もドラゴンは淡々と受け流し(苦笑)、最後は流血しながらも当時としては珍しいUWFチックな腕固めでドラゴンの勝利!
ただこの試合の最大の見せ場は試合後のドラゴンのリング上でのマイク・アピールで起こりました!顔面を血に染め憮然とした表情のドラゴンは、マイクを握ると場内の観客に対して以下のようなまさに“魂の叫び”を発するのでした!「今日はね、団体の違う新日と国際の試合と言う事で、俺も10年のキャリアがありますし(阿修羅に)負けたら恥になるんでね!でもね、“カラ元気”だけじゃ試合は絶対に勝てないんですよ!(怒)。彼もね、今度またアメリカに行って鍛え直して来るって言ってますから、そうしたら俺は何時でも挑戦を受けますよ!あと先ほどウチの新間本部長・・・新間営業・・・本部長(ここはドラゴン興奮のためか完全に呂律が回らず!)が言っていたドラゴン・スープレックスの件ですけど・・・あの技は僕が長年・・・長年研究して作った技なんですよ!(場内大拍手!)もしあの技が駄目だと言うんなら、僕はまた同じような凄い技を作りますよぉ!(場内再び大拍手!!)」

実はこのドラゴンvs阿修羅原の試合前に新間寿営業本部長からアメリカのビンス・マクマホンやマイク・ラーベルといった大物プロモーターからドラゴンの代名詞であるドラゴン・スープレックスの使用禁止要請があった、との報告がありました。それはこのシリーズでドラゴンのドラゴン・スープレックスを浴びたマンド・ゲレロ(このマンドがドラゴン・スープレックスを食った衝撃で舌を巻き込んでしまう衝撃シーンは映像も残っています)やエンヘル・ブランコが次々と負傷するという事態を受けての飛龍原爆固め使用禁止要請だったのですが、それに対するドラゴンのリング上からの悲痛な訴え、これは私も何度も何度も繰り返し見てしまうほど心に響くシーンでした。いや〜やっぱり“昭和プロレス”、それも“炎の飛龍”藤波辰巳のジュニア時代の試合は何度観ても本当に燃えますねー!!
ちなみに今回レビューしました「燃えろ!新日本プロレス」Vol.28「飛龍の鮮烈!ジュニア黄金時代の夜明け」の詳細はこちらです→ http://weekly.shueisha.co.jp/moero/vol28.html

“闘神ラストアクション”ここに登場!『ブルース・リー死亡の塔』“エクストリーム・エディション”発売!

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さて、やっと情報が解禁となったのでお知らせします。そうです、あの呉思遠導演、唐龍主演&李小龍特別客串出演作品『ブルース・リー死亡の塔』(81)のBlu-ray盤がマニア感涙にして豪華特典満載の“エクストリーム・エディション”として9月13日にいよいよ発売となります!
まずは気になる特典内容ですが、以下の通りです。(こちらもどうぞ→ http://www.amazon.co.jp/dp/B00DACVNGK/ref=cm_sw_r_mx_awd_Y.KUrb0B07NH9?__from=mixi )

*日本版主題歌を収録した「日本公開復元版英語音声」に加え「テレビ放送時の日本語吹替音声」を収録。
*Oリング仕様 & リバーシブル仕様ジャケット。
*封入特典「日本劇場公開時パンフレット復刻版」、「オリジナル&日本公開時ポスター復刻版」(予定)

*特典映像
・日本公開版オープニング&エンディング
・香港/台湾公開版本編(音声:広東語/北京語)
・オリジナル予告編(英語版/広東語版)
・最新英語版予告編1、最新英語版予告編2
・NGシーン
・インタビュー(ロイ・ホラン、カサノバ・ウォン)

うう〜ん、中々の仕様ですねえ!特に“『死亡の塔』弁護士会”の1人としては、ロイ・ホランや王虎のインタビューが日本語字幕付きで観られるのが嬉しいなぁ!あと毎度の事ですが「NGシーン」というのも気になりますねえ(苦笑)。
あと“『死亡の塔』信者”の方々の多くが熱望していた韓国バージョンの収録ですが、私も以前から製作サイドには『死亡の塔』“エクストリーム・エディション”発売の際には韓国バージョンの収録を何度も要望していたのですが、やはり韓国バージョンはその権利自体がハッキリしない事もあって今回は収録出来なかったようです。私ももし韓国バージョン収録が実現した際には、韓国バージョンVHSのオリジナル・ジャケット(現物!)なども資料提供するつもりでいたのですが・・・。
いずれにしろ、80年代香港クンフー映画の秀作にして“闘神ラスト・アクション”である『ブルース・リー死亡の塔』が“エクストリーム・エディション”仕様で、いよいよ9月に登場です!!

「Happy the Best」シリーズから、洪金寶&林子祥主演『デブゴンの快盗紳士録』絶賛発売中!

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さて、昨日は良心的な価格で数々の香港映画の傑作をリリース中のツインの「Happy the Best」シリーズから発売されたサモ・ハンこと洪金寶(導演兼任)&林子祥主演『デブゴンの快盗紳士録』(84)をDVDで観てみました。(ツインの加畑さん、何時もDVDのご提供ありがとうございます!)
この『デブゴンの快盗紳士録』はVHS時代にも「DREAM」社と「ドーベルマン・ビデオ」社の2つのメーカーからVHSが発売されていましたが、今回目出度くデジタルリマスター仕様として初DVD化(但し画面はTVサイズ)となりました。
映画としては80年代に量産された典型的なアクション・コメディで、主人公であるダンボ(サモ・ハン)とフクロウ(ジョージ・ラム)という2人の元泥棒が、香港警察の部長(馮淬帆)から「命令に従わないと過去の罪を告発するぞ!?」と迫られ、仕方なく青少年感化センターのボランティア教官として働きながら、最後には香港マフィア(のボスに田俊)一味と対決しそれを見事退治するという展開です。
ただ劇中で繰り広げられるダンボとフクロウのコミカルな掛け合い、ダンボと感化センターの女性院長(葉徳嫻)の恋愛模様、さらには感化センターの美しい女性教官(演じるはミシェール・ヨーこと楊紫瓊。本作がデビュー作!)とセンターの若者たちとの心温まる交流に加えて、作品の随所にタイミング良く挿入されるサモ・ハン演じるダンボのド迫力クンフー・ファイトは、まさに当時全盛期にあった香港映画の王道と言っていい充実の完成度で、それこそ私たちも最初から最後まで安心して映画を観ていられるんですね。
特にクライマックスに用意されたダンボvsマフィアの用心棒(演じるはこの時期サモ・ハンの専属対戦相手だった狄威!)の一騎打ちでは、そのフィニッシュでサモ・ハンのジャンピング・キックが思い切り狄威の顔面にヒット!いや流石にサモ・ハンです。どんなクンフー・ファイトでもこと“リアル・ヒッティング”描写のポイントだけは絶対に外しません。
あとこのクライマックスの乱闘ではサモ・ハンが“丸太”を手に自分に襲いかかって来る20人の悪漢を片っ端から打ち倒していくシーンがあるんですが、ここは私もあの『死亡遊戯』で本当なら解元の代わりに“丸太男”として出演するはずだったサモ・ハンの雄姿を彷彿させられて、ついつい興奮してしまいました(苦笑)。
当時も今も香港映画界において、そのド迫力のクンフー・アクションと類まれなる即興演技で他の追随を許さない“偉大なるデブゴン”ことサモ・ハン主演によるアクション・コメディの佳作『デブゴンの快盗紳士録』、是非この機会にご覧になってみては如何でしょうか。
ちなみに、こちらで『デブゴンの快盗紳士録』DVDの詳細が見られます→ http://dvd.paramount.jp/search/detail.php?id=8223

本日の「読売新聞」朝刊のブルース・リー特集に、香港功夫映画評論家こと“龍熱”登場!

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いやそれにしても何がビックリって“燃える闘魂”アントニオ猪木の選挙出馬にはビックリですねー!それも既に当選確実だそうで、いやこれは大変な事になって来ました(苦笑)。そういえば前回のアントンの選挙のキャッチフレーズが「国会に卍固め!」「消費税に延髄斬り!」でしたが、恐らく今回は「国会に魔性のスリーパー!」かな?(苦笑)。

さて、以前にも当ブログで告知しましたが、本日の「読売新聞」朝刊「トピック」欄(18頁)に「ドラゴン人気は不滅」と題してリーさん実弟のロバート・リーこと李振輝さんのインタビュー記事、これから日本公開となる『李小龍マイ・ブラザー』や『アイアム・ブルース・リー』、さらには『グランド・マスター』&『イップマン/最終章』などのリーさん関連作品の特集記事が掲載されています。そして同じく記事の中で「総合格闘技の先駆け」と題して、私こと龍熱のコメントも掲載されていますので、是非ご覧になって頂けたらと思います。
勿論実際の取材時には他にも『死亡遊戯』や『燃えよドラゴン』の未公開映像に関する事柄など色々と語っていたのですが、それでも今回の取材で私が一番訴えたかった事である「ブルース・リーこそ“オリジナルであり、パイオニア”である!」の部分をシッカリと載せて頂いた事で私は満足しています。
改めて、私が今回“日本四大新聞”の一翼を担う「読売新聞」にこうして登場する事が出来たのも、没後40年経った今も“世紀の闘神”として世界中のファンから熱い視線を浴び続けるリーさんことブルース・リーの存在があればこそです。リーさん、本当にありがとうございます!
今回の「読売新聞」の記事ですが「Facebook」でもご紹介頂きましたので、こちらもご覧頂ければと思います→ http://www.facebook.com/chino.jiro?ref=tn_tnmn

羅奔!鹿峯!孫建!郭追!伝説の邵氏暗黒武打片『五毒拳』最強ドキュメンタリー登場!

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今週は某誌から原稿依頼を頂きまして、その原稿関連のサンプルDVDを観たり原稿を書き出したりと慌しくなって来ております。なので、もしかしたら暫しブログや「超級龍熱Facebook」の更新が出来なくなるかも知れませんがどうかご了承下さいませ。原稿掲載誌に関しては後日形になりましたら当ブログで告知したいと思っています。
って全然関係ないけど昨日の「有吉反省会」に長州力が出てたねえ!(笑)。さあ、皆さんもご一緒に♪「沼津で、飲まず!食わず!」

さて、まずはこちらの予告編をご覧下さい!→ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=084jds6hhRY
いや〜いきなり現在の羅奔!鹿峯!孫建!郭追が画面に出て来て・・・もう感激ですよねえ!?(1人だけ亡き江生が欠けてしまっているのが残念ですが)そうです!以前から噂になっていた伝説の邵氏暗黒武打片『五毒拳』(78)の最強ドキュメンタリーが製作されるようです。
ただこのドキュメンタリー、どうもDVDリリースはされないようで、最近再結成されたらしいイギリスのリック・ベーカー&トビー・ラッセルたちが主宰する「Eastern Heroes」が10月に開催予定のイベントで上映されるようです→ http://www.easternfilmfans.co.uk/?p=2449
それにしてもこの『五毒拳』の最強ドキュメンタリーで果たして彼ら“五毒”たちが何を語ってくれるのか?龍熱的には“五毒”誕生時の張徹導演と梁挺師父の鬼気迫るやり取り、郭追と鹿峯の確執、あるいは余りにも有名な“五毒”vs劉家良率いる“劉家班”の乱闘寸前事件等々・・・是非とも彼ら“五毒”たち自身の口からこれらの事柄について当時の詳細&真実を語って欲しいですねー!でも考えて見たら、私はトビー監督は勿論ですが、リックも「Facebook」友達なので、今度彼らに一体どんなドキュメンタリーなのかチョコッとだけ聞いてみようかと思っています♪

闘神伝説〜李小龍? WOWOWが“世紀の闘神”の命日にブルース・リー主演作品一挙放送!

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「キネマ旬報」6月下旬号に黒沢清監督のインタビューが掲載されているんですが、このインタビューの最後で黒沢監督があの三田真央ちゃん主演『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』に少しだけ触れていますね。この映画、以前にも当ブログでレビューしているんですが、お忘れの方のためにこちらからどうぞ↓ http://blog.goo.ne.jp/dragonfever1127/e/45bbec5f4f9dc0a15c2788432a5c2713
もう今週には「キネマ旬報」最新号が発売になるのでチェックしたい方はお早めに本屋さんにGO!です→ http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/kinema_No1639/Default.aspx

さて、既に以前から当ブログでもチラチラと話題になっていましたが、WOWOWがリーさんの命日である来月7月20日から翌21日にかけて「没後40年ブルース・リー編」と題してやってくれます♪何と『アイアム ブルース・リー』、『ドラゴン危機一発』、『ドラゴン怒りの鉄拳』』、『ドラゴンへの道』、『ブルース・リー死亡遊戯』、『ブルース・リー死亡の塔』を一挙放送です!
詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/007836.php?__from=mixi
特に『ブルース・リー死亡の塔』は9月のエクストリーム・エディション発売に向けて、一足早い前祝い的な放送になりましたし、これは今年のリーさんの命日は例年以上に盛り上がりそうですね!そう、今年の夏も“不滅のドラゴン”ブルース・リーで決まりだ!!

関係ないんですが、先日昔に本放送で1度だけ観た第2回MSGシリーズの藤波辰巳vsストロング小林戦を観る事が出来ました。もうノイズ入りまくりの酷いコンディションの映像でしたが、試合は30分フルタイムの後に5分延長し、さらにもう5分延長。最後は小林が「私は若い藤波に決勝リーグ進出の権利を譲る!」と何故か勝手に新間本部長がマイクで報告するという何とも妙な決着の試合だったんですね。実はこの試合、後に引退した小林さんが「現役時代に何度か悔し涙を流したけど、この藤波との試合もそうだったね。だって藤波はもうフラフラで立てなかったでしょ?あれは僕が苛めてやったんだけどね!」と回想していた、言わば強引な形で“新日第3のエース交代劇”が行われた試合だったんですね。
確かにこの試合で小林が繰り出す豪快なアトミックドロップやワンハンド・バックブリーカーにドラゴンはヘロヘロ状態だったもんねえ!
この試合もうテレビ朝日にクリアな映像残ってないのでしょうか???この藤波vs小林の予選トーナメントの詳細はこちら→ http://blog.livedoor.jp/norarinhouse/archives/1638368.html
で、実はこの藤波vs小林戦の後に行われたメインエベントのタッグマッチこそ“昭和プロレス”信者にとって伝説の試合なのですが、それはまた後日に!

ドラゴン藤波辰巳が怒りの飛龍原爆固め炸裂!!“エル・カネック敵前逃亡事件”の全貌

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先週無事に某誌の原稿を入稿しましてまずはホッと一息です。まだゲラの校正などが残っていますが、先週から『アイアム ブルース・リー』も公開となっていますし、来月のリーさんの命日に向かって“ドラゴン・イベント”はまだまだ続きます!!

さて、以前から私が当ブログ上で「もう1度観たい!」と熱望していた1978年3月30日に蔵前国技館で起こった、いわゆる“エル・カネック敵前逃亡事件”の全てを収録した映像を遂に入手しました!・・・ってこれってちょっと前にCSの某番組でアッサリ放送してたんですねえ(苦笑)。
この“エル・カネック敵前逃亡事件”とは、当時“炎の飛龍”藤波辰巳の保持するWWWFジュニアヘビー王座に挑戦する予定だったエル・カネックが前の週の放送で壮絶なる前哨戦(この試合の映像探しています)を藤波と展開しながら、何故かタイトルマッチ開催当日になって突如荷物を纏めて(オイオイ?)メキシコに無断帰国するという驚愕の事態を称しているんですね。
この日の「ワールド・プロレスリング」も、そのカネックの“敵前逃亡”を知った新日本プロレスの新間寿営業本部長がリング上から苦渋の表情で事態の釈明をするシーンから始まり、満員の場内も前代未聞の挑戦者のタイトルマッチ当日の“敵前逃亡”に「ええー!?」と騒然となるのでした。
その直後にリングに上がったチャンピオンの藤波も真っ青な表情でマイクを握ると「僕も・・・今日このタイトルを返上します!(って例の解読不能のドラゴン・トークなので(苦笑)実際には私を含めた会場の観客もドラゴンが何を言ってるのか殆ど判りませんでしたが)」と悲痛な叫びを上げるのでした。
さらに新間本部長は「今日は敵前逃亡したカネック選手の代わりに、イワン・コロフ選手(元WWWF世界ヘビー級王者)が俺が藤波選手と闘ってやる!と言っておりますので、只今から藤波選手とコロフ選手の60分1本勝負を行います!」と苦肉の代替マッチを発表!ところが!そこで突如リングに上がって来たのが“金髪狼”の上田馬之助だ!上田は問答無用でドラゴンに襲いかかり、アニメ「タイガー・マスク」も真っ青(苦笑)のコーナーポストを使った強烈な連続股裂き&急所攻撃でドラゴンに悲鳴を上げさせたばかりか、代役対戦者のイワン・コロフにも殴りかかるなどやりたい放題!!!こうして大混乱のままゴングが鳴った藤波辰巳vsイワン・コロフの異例の代替マッチですが、この試合もこの時期何故か急激なウエートダウンでヘビー級ではなくなっていたコロフに怒りのドラゴンが速攻を見せ、僅か数分でコロフのバックに回るとそのまま必殺のドラゴン・スープレックスが炸裂!!
いやこのドラゴンがコロフに決めた飛龍原爆固めが当時も今も改めて観てみると、ドラゴンがフルネルソンに捕らえたコロフを一気に後方に投げそのままマットに叩き着けた際に、ドラゴンがブリッジしたまま両手のロックを解かなかったために、哀れコロフはダイレクトに後頭部をマットに打ち着けられるという・・・本当に強烈な1発なんですねー!当時このドラゴンがコロフに炸裂させたドラゴン・スープレックスをテレビで生観戦していた私は、藤波辰巳というレスラーに底知れない凄みと殺気を感じたのを今でもハッキリと覚えています。
それが証拠に藤波が試合後にまたもリングに乱入して来た上田馬之助に突進していった後も、敗者のイワン・コロフはそのままリング上で失神状態でしたからねえ・・・。
で、肝心のエル・カネックの“敵前逃亡”の理由ですが、当時は藤波のドラゴン・スープレックスの威力にカネックがビビッてしまって・・・と伝えられていましたが、実際はこの蔵前での藤波とのタイトルマッチをカネック本人の承諾無しに「マスカラ・コントラ・カベジュラ(覆面vs髪の毛マッチ)」とされてしまった事でカネックが「もし藤波に負けたらマスクを脱がなければならない!?」と激しく動揺し、さらにシリーズ中の他の外人たちのカネックへの執拗な苛め攻撃(何でもカネックが滞在しているホテルの部屋中に消火器の泡を撒き散らしたなどなど)に極度のノイローゼ状態となったカネックが遂には無断帰国に至った・・・が真相のようです。
それにしても、この70年代後半の新日本プロレスはこの“エル・カネック敵前逃亡事件”のようなスキャンダルな事件が次々と起きていくという・・・ファンから観ても本当に気の抜けないというか、面白い団体でしたね。

追伸:と、ここまで書いたところ、同じく強者プロレスマニアのM.Kさんから「龍熱さんが観たがっていた78年に大垣市スポーツセンターで行われた藤波vsカネックの白熱の前哨戦を入手しました!」の朗報が!!これは“炎の飛龍”藤波辰巳、伝説の熱戦譜まだまだ続きそうです!!
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