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Channel: 超級龍熱
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なぜ李振強は自著「少林寺振強拳法與第三集」を書いたのか?

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先日、たまたまネットで見かけた、この『燃えよドラゴン』(73)国際バージョンには未収録で、後に『ブルース・リー死亡の塔』(81)に収録された事で初めて私たちが目にした李振強(李小龍)がハン(石堅)が用意した部屋の棚に自著にして教則本「少林寺振強拳法與第三集」を見つけ「ニヤリ!」とする場面。
ここで改めて私が不思議に思うのは、何故少林寺の武僧である李振強が教則本を書いたのか?何故その教則本を少林寺の叛徒であるハンが入手したのか?
何故その教則本をハンは李が滞在する部屋の棚に置いたのか?そして何故その教則本の裏表紙の李振強の著者紹介写真がお洒落なスーツ姿なのか?(これはどうでもいいかも😌)などの様々な疑問です。
『燃えよドラゴン』国際バージョンで脚本を担当したマイケル・オーリンにこのシーンについて問い質したとしても、恐らく明確な返答は期待出来ないと思います。
ただ私はせっかくこの李振強と教則本のシーンを撮影したのなら、このシーンを本作のストーリーを活かすために有効活用する方法はそれこそ幾らでもあったと思うのです。
例えば、同門であるハンが李振強が書いた「少林寺振強拳法」第一集と第二集を密かに入手しており、クライマックスの武器博物館を舞台とした李強vsハンの一騎討ちでは、李の猛攻に劣勢となったハンが教則本で学んだ掟破り拳法こと“李振強拳法”を突如繰り出し猛然と逆襲!
その反撃は鉄の爪による一撃となり、李のズボンの左脚部分を大きく斬り裂く!(ここで有名なエンディングの広場の階段でズボンを切り裂かれ立ち尽くす李の写真と謎解きのパズルが合わさる)
それに李が思わず動揺した事で形勢が逆転し、そのまま2人は鏡の間の決闘へとなだれ込んでいく!・・。
とまあ、新春から“龍熱的妄想遊戯”はこれくらいにしておきましょう😌。
それでも今年も私こと龍熱は数枚の、いやたった1枚の写真でも、それを様々な角度から考察&検証し、そこに隠された新事実を手繰り寄せていく、いわゆる“龍熱スピリット”の精神は大切にしたいと思っています😉。

Deleted scene from Enter the Dragon which inserted in Tower of Death later.

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